学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
どうも性淘汰の話と比べると精神疾患の進化的起源の話は難しくてあまり興味を惹かないようだ。あまり学生の評判は芳しくない。しかも、風邪をひいているせいでしょっちゅう咳き込んでしまい、聞きにくい授業になってしまった。申し訳ない。今年最後の授業なのにー。
続きを読む 「進化と人間行動2008」の感想 (16 Dec, 2008)
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「進化と人間行動2008」の感想 (9 Dec, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
今回から病気の進化的起源の話。内容的にはこれまでより難しかった、という感想が多かった。
「進化と人間行動2008」の感想 (2 Dec, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
女子割礼についての話が印象的だったようで、それについての感想が多い模様。
「進化と人間行動2008」の感想 (25 Nov, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
今回の感想では「日本人の平均顔」が見たい。という意見が多かったが、残念ながら手元に持っていない。少し調べてみる。評判がよかったのはドイツ人女性の平均顔。
第4章のPDFファイルはアップロード済み。ご確認を。
「進化と人間行動2008」の感想 (18 Nov, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
今回の授業はどうも滑舌が悪く、あまり納得できない内容だった。突然のアレルギー症状で、くしゃみがひどいのだ、と言い訳させてほしい。
ところで、大学生は皆「学生」だと思うのだが、感想で「生徒に」とか「生徒が」と、「生徒」という言葉を使う学生が多いのを見て驚いている。生徒は高校まででしょ? そうだ、せめて「学徒」にしよう。
「進化と人間行動2008」の感想 (11 Nov, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
今回は授業開始から40分も延々しゃべり続けてしまった。それでなくても進行が遅れているのに、こんなんじゃまずい!
「進化と人間行動2008」関連Webサイトの紹介
テキスト『進化心理学』の第4章・第5章に関連したサイト。
様々な国の合成顔を見ることができるサイト:the Face of Tomorrow
イケメンのひとも、そうでないひとも、美人も、そうでないひとも、いろんなひとの顔を合成すると……こんなに美しい顔ができあがる。
笑い顔が偽物 (fake) か本物 (genuin) かを見抜くことができるかどうかをテストできるサイト:BBC -> Science & Nature: Human Body & Mind -> Spot The Fake Smile
全部で20問。英語だが、fakeかgenuinかを選択するだけなので誰にでもできるだろう。20問終了すると、「本物と偽物を見抜くためにもっとも有用な顔の場所はどこですか?」という質問が出てくる。これに例えば、eyesとかlipsとか適当なことを書いて「next」すると正答率が出てくる。
※笑い顔を見抜くサイトの方はなぜかWindowsのInternet Explorerでなければ見られない。MacではSafariでもFirefoxでもだめ。
「進化と人間行動2008」の感想 (28 Oct, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
「進化と人間行動2008」の感想 (21 Oct, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
「進化と人間行動2008」の感想 (14 Oct, 2008)
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
赤い文字が見にくい、進行が速くてノートが取れない
これらの苦情、要望がいくつかあった。スライドの色についてはすぐに改善できる。進行の速さについては「ちょうどよい」という意見も複数あり、調整が必要。学生にはもっと効率的なノートテイクを要求する。教科書に書いてあることなら教科書に赤線を引けばよい。
>の意味が分からない
「→」の代用として使っている。
手元が暗い
これは僕もどうにかならないかと思っているが、使っている教室の仕様がウンコなため、「教室の一部分だけ照明を落とす」という当たり前のことができない。
「今日はセクシュアルな内容があるので苦手な人は注意」と一言言ってほしい
進化心理学の話はほとんどがセックスの話。なので、「この授業では毎回のようにセクシュアルな内容があります。苦手な人は履修をやめたほうがいいかもしれません」。一応表現には気を配っている (実は結構たいへん!)。
男の方がいいと思った、など
そんなことはない。女が子育てしている間に男は浮気をしているかもしれないが、男が養っている子どもはその男の真の子どもではないかもしれない。それに浮気がばれた男がどれだけひどい目に遭うかは、だいたい想像ができよう。男はそのリスクを背負って浮気をしているのだ。進化心理学における性淘汰の話のうまみは、このようなオスとメスの駆け引きにある。
女性は子どもを産んだり男性の性欲を満たすためにいる気がして気持ちが萎えた
これまた勘違い。女性はどんな男性が自分を裏切らずに子どもを養ってくれるか見極める能力を発達させている。従って、基本的に不誠実な男はもてないし、相手を選ぶのは女性の側になる。男性はむしろ選ばれる側で、男性から見ると相手を選べる女性はうらやましい、ということになる。進化的には男女は全く対等の関係である。
デリケートな問題をすべて論理的に説明されるので困惑した
確かに文化的な規制のかかりやすい領域ではある。けれども、人間の行動には必ず道理があり、従っている原理がある。その原理を生物学的な見地から明らかにするのが人間行動進化学 (あるいは進化心理学)。その原理がわれわれの日常的な理解と乖離していることも少なくない。ここらへんのズレを楽しむのが、この講義をおもしろく聴くコツ!