最後の前の授業。冷房を授業開始前に入れておいてほしい。死ぬ。
続きを読む 「進化心理学」の感想 (25 July, 2019)月別アーカイブ: 2019年7月
3年の演習で読んだ論文 (24/7/2019)
Niwa, Y., Hiraishi, K., & Oda, R. (2011). A mirror has no effect on giving in the dictator game. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 2 (1), 16-19.doi: 10.5178/lebs.2011.13
独裁者ゲームを鏡があるところでやってもないところでやっても差はなかった、という論文。700円のうち統制条件では239.3円、鏡条件では248.1円で、若干の差はあるが、有意差はなし。
Ohtsubo, Y. & Tamada, S. (2016). Social Attention Promotes Partner Intimacy. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 7 (1), 21-24. doi: 10.5178/lebs.2016.45
相手から注目されていると思うと、その相手への親密さが増すということを示した論文。参加者が書いたエッセーを第三者が2つの条件 (low attention / high attention) で読む。high attentionの指示で読んだ方が「相手に注目している (相手の書いたことをよく覚えている)」という条件になる。
「進化心理学」の感想 (18 July, 2019)
大学が冷房をつけ忘れていたようで、ものすごく暑かった。死ぬ。
続きを読む 「進化心理学」の感想 (18 July, 2019)3年の演習で読んだ論文 (17/7/2019)
Matsumoto-Oda, A. & Collins, A. D. (2016). Two newly observed cases of fish-eating in anubis baboons. Letters on Behavioral Science, 7 (1), 5-9. doi: 10.5178/lebs.2016.41
ヒト以外の霊長類は魚をほとんど食わないが、ヒトよく食う。アヌビスヒヒの魚食に関する観察事例を示すことで、なぜヒトが魚を食うようになったのか考察する。
Tamura, K. & Ihara, Y. (2012). Evolution of social learning in lattice-structured populations. Letters on Behavioral Science, 3 (2), 25-29. doi: 10.5178/lebs.2012.23
社会学習の進化に関するシミュレーション研究。格子モデルを仮定するとしない場合よりも社会学習は進化しない。また、空間構造の効果は垂直/水平伝達で斜行伝達よりも弱かった。
「進化心理学」の感想 (4 July, 2019)
来週は休講のため、月曜の1・2限に2309教室で補講を行う予定。どちらか一方でも来られたら来てください。
続きを読む 「進化心理学」の感想 (4 July, 2019)3年の演習で読んだ論文 (3/7/2019)
Oda, R. & Ichihashi, R. (2016). The watching eyes effect on charitable donation is boosted by fewer people in the vicinity. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 7 (2), 9-12. doi: 10.5178/lebs.2016.52
Watching Eye効果に関するフィールド実験。募金箱を居酒屋の前に置いておく。Small-norm条件 / Large-norm条件 (もともと募金箱にどの程度のお金が入っているかで操作)、Eyes / No eyesの4条件。目の効果がSmall-norm条件で得られ、目があるほうが寄付額が多かった。
Komiya, A. & Mifune, N. (2015). An individual difference in betrayal aversion: Prosociality predicts more risky choices in social but not natural domains. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 6 (1), 5-8. doi: 10.5178/lebs.2015.33
Faith Gameを使い、社会的リスクを示唆する実験条件だけでprosocialな個人がproselfな個人よりもリスキーな選択をするということを示した研究。自然的リスク (ギャンブル) ではSVOの効果なし。