(遠藤諭の「0 (ゼロ) グラム」へようこそ 2009年08月10日 06時00分更新)
恐ろしささえ感じるのは、iPhoneの強烈な満足度の高さが、世界シェアの70%を握るiPodのそれに近いと思えるからだ。2001年にiPodが出たときに「日本にはレンタルCDからMD化した資産がたくさんある」とか、「PCが必要なiPodは売れない」という議論があったのを思い返してほしい。ところが、その後わずか3年で、デジタル音楽プレーヤーはMDプレーヤーの販売台数をひっくり返してしまったのだ。
いずれ、日本の「ケータイ」(ガラパゴスケータイ = ガラケー) は駆逐されるだろう。

スティーブ・ジョブズは、iPod の外見を損ねるものには、カバーであれ何であれ、非常に敏感に反応するのだ。私は彼とのインタビューを録音する際に、外付けマイクとiPodを持っていったことがある。「iSkin」という透明プラスチックのカバーをつけたiPodを鞄から取り出した途端、彼は私に名画「モナリザ」に牛の糞をなすりつけた犯罪者を見るような目を向けたものだ。もちろん私は、繊細なiPodに傷や汚れをつけたくないのだと言い訳したが、彼は聞き入れようとしなかった。「僕は、擦り傷のついたステンレスを美しいと思うけどね。僕たちだって似たようなもんだろう? 僕は来年には五十歳だ。傷だらけのiPodと同じだよ」
スティーブン・レヴィ『iPod は何を変えたのか』(142ページ)
裸のまま (僕が、ではない) 持ち歩いた結果。美しいねえ。
心理学概論Iの期末試験の採点結果。難易度はちょうどよく、平均点は61.09点。
多少甘めに評価すると以下の通り (最終版ではない)。
- AA 5名
- A 11名
- B 18名
- C 38名
- D 9名
- X 8名
朝日新聞 2009年8月6日7時46分
昨年、日本から4人のノーベル賞受賞者が出たことをきっかけにつくられた文部科学省の「基礎科学力強化委員会」(座長=野依良治・理化学研究所理事長) が4日、「日本の基礎科学は現在、十分な世界水準にあるとはいえず、大学院教育などの抜本的改革が必要」とし、大学院生には実質的な給与を出して支援すべきだとする提言をまとめた。
提言では日本の現状について「現実逃避ばかりで危機意識が希薄。欧米のみならず急速に発展するアジア諸国の状況を直視すべきだ」と分析。アジアでは博士課程を中心に大学院生の拡充に乗り出している点に触れ、日本でも大学院教育に財政支援を増やし、同時に「大学側の意識改革を進めるべきだ」とした。
修士や博士課程の学生を、「教育アシスタント」や「研究アシスタント」に位置付けて、「実質的給与型の経済的支援の拡充を図るべきだ」と言及。大学側に対して、こうした人材の雇用を義務づける必要性を訴えた。国内外に開かれた大学院にするために、幅広くいろいろな大学・分野から学生が集まるよう、同一校、同一分野の出身者を最大で3割程度に抑え、外国人学生を2割以上にする、などの目標を掲げた。(行方史郎)
だそうで。某所で、現在ヨーロッパで働いている某先輩がつぶやいていた内容によれば、ヨーロッパでは大学院生は給料をもらえるが、その給料は教員が獲得した外部資金から支給されるのだという。教員は大学院生を「雇いたかったら」、向こう3年分、およそ1,000万円ほど (院生一人当たり) を予め獲得し、大学に提供しなければならないそうだ。なので、弱小大学のしょぼい教員はいつまでたっても大学院生を入れることができない。研究費も、有力な教授による寡占状態となるので (そういう人は大学院生をたくさん雇う)、小口の科研費がなくなってしまう。従って、大勢の「平凡な研究者」は大学から支給される少額の研究費でなんとかやりくりしなければらない (しかも、仕事を手伝ってくれる院生もいないのだ)。
まあ、世知辛い話だと思ったが、これは案外いいアイディアかもしれない。大学院生もしょぼい教員について苦労することが減るんじゃないだろうか。大学院生を雇えるのは有力な教授だけなのだから。進学すべき実力が無いのに進学して苦労してしまった、というような悲劇も減るかもしれない。
でも、こうなれば真っ先に「お家」が「おとりつぶし」になるのはうちの大学の大学院だろうな。
- Safari v4.0.2 が含まれています。
- Safari 4 の Full History Search の正確性が改善されました。
- システム環境設定の「ディスプレイ」パネルに特定の解像度が表示されないことがあるという問題が解決されました。
- Aperture の画像を Automator にドラッグしたときに Aperture のアクションが起動されるようになり、誤って iPhoto のアクションが起動されることはなくなりました。
- デジタルカメラから大きな写真やムービーファイルを取り込めないという問題が解決されました。
- 外部装置、USB Web カメラ、プリンタによる Bluetooth の全体的な信頼性が向上しました。
- 起動に時間がかかる原因となっていた問題に対処しています。
- MobileMe Sync および CalDav による iCal の信頼性が向上しました。
- iDisk および MobileMe によるデータの信頼性に関する問題に対処しています。
- AFP による全体的な信頼性が向上しました。
- 管理対象のクライアントによる全体的な信頼性が向上しました。
- AirPort ネットワークへの参加の互換性と信頼性が向上しました。
- 同期サービスの信頼性が向上しました。
- 一部の他社製カメラの RAW イメージサポート が追加されました。
- 何種類かの外付け USB ハードディスクとの互換性が改善されました。
- セキュリティ に関する最新の修正が含まれています。
うちの2歳児の作品。「ぶた」だそうです。ちゃんと豚鼻が書けているのにちょっと驚き。

90年代後半にdocomoはiモードによってインターネットに接続できる仕組みを作り出した。僕はそれまで全く携帯電話にもPHSにも興味がなかった (むしろ、「世の中の全員が携帯電話を持っていて、僕だけが持たないのが理想だ」とさえ思っていた) が、iモードにはやられて、すぐにN501iというmovaの端末を手に入れた。iモード自体はうんこだったが、それでも「リモートメール」を使ってプロバイダや大学のメイルサーヴァーにあるメイルを読んだり、自分の作ったWebサイトを表示させて出先で情報を得たりと、それなりに活用してきた。
10年前の携帯電話の小さなモノクロ画面で扱うにはiモードは十分だったように思う (文字コードがデフォルトでShift_JISだったり、インターネット網に出て行ける仕様になっているのにRFCに準拠していないメイルアドレスを許可していたりという、トンデモないことをやっていたのはひどいと思うが)。
それも昔の話で、現在iモードを使えることの利点を感じることは全くない。実際、iPhone以外に一台持っているdocomoの端末の月々の通信料金は数十円だ。docomoを契約している家族や親族との通話にしか利用しないので、パケットパックも解約してしまった。しかし、docomoは、残念ながら未だに自分のビジネスが古いことに気づいていないようだ。
こんなことをやって、せっかくの「スマートフォン」をiモード的な古くさいビジネルモデルで囲いこもうとしているのだ。新しい流れについていけないおじさんくさいやり方だと、若いひとは反対しなかったのだろうか。こんな時代遅れなことをやるdocomoがiPhoneを出さなくて本当によかったと思う。
続きを読む docomoからiPhoneが出なくてよかった →
社会心理学の期末試験の採点が完了した。難易度はちょうどよく、平均点は65.00点。
多少甘めに評価すると以下の通り (最終版ではない)。
- AA 22名
- A 20名
- B 14名
- C 30名
- D 6名
- X 10名
集団力学の期末試験の採点が完了した。問題が簡単すぎたようで、平均点は75.20点。試験を受けたもののなかで単位を落とすくらい悪い点数なのは5本の指に満たない (多少甘めに評価しているが)。
ふつうに評価すると以下の通り (最終版ではない)。
- AA 26名
- A 39名
- B 33名
- C 31名
- D 4名
- X 8名
新しいMobileMe iDiskアプリケーションを使えば、iPhoneとiPod touchからiDiskにアクセスできます。iWorkやMicrosoft Officeの書類、PDF、QuickTimeムービーなどのファイルを直接見ることができます。ほかの人とファイルを共有したい場合には、ファイルの横にある共有アイコンをタップするだけで、どのような大きさのファイルにも対応するダウンロードリンクがメールで送信されます。
だそうで、さっそくダウンロード。iDiskは遅いからほとんど使っていなかったが、使ってみるかな。
広島修道大学での担当科目や社会心理学・人間行動進化学関係の記事を掲載するウェブログ