出身講座界隈でよく聞く名前だったので、なんとなく、祝福。
で、彼女の受賞理由 の中で、われらが山岸俊男先生 の研究が引用されてた!
An important feature of the experiments was the introduction of sanctioning possibilities. In one experimental treatment, subjects would be informed about the contributions of all the other subjects in the previous round and be allowed to selectively punish each of the opponents. A punishment would be costly to both the punished opponent and the punisher. Thus, a rational and selfish individual would not punish if the game were played for one period only.
With the notable exception of Yamagishi (1986), previous experimental work did not allow subjects to punish each other selectively. Since punishment appears to be crucial in the field, it is of considerable interest to see whether it matters in the laboratory and, if so, why. Ostrom, Walker and Gardner (1992) find that many subjects engage in directed punishment in the laboratory, but that such punishment works much better if subjects are allowed to communicate than when they are not (Yamagishi, 1986, had confined attention to the no-communication condition).
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。3行以上書いていないひとは欠席扱い。
続きを読む 「進化と人間行動2009」の感想 (6 Oct, 2009) →
「進化と人間行動」の講義は、10月13日(火) より教室変更します。新しい教室は2104教室です (1302教室から変更)。間違えないように来てください。
学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。第1回目の授業は授業のルールやこの授業で扱う内容について簡単に話した。声が聞き取りにくいという学生が何名かいた。いつもそんなことを言われることはないので、マイクの問題?
続きを読む 「進化と人間行動2009」の感想 (29 Sep, 2009) →
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(通称コーステップ)は,科学技術コミュニケーターを育てるための教育組織です。科学技術コミュニケーターとは,科学技術の専門家と一般市民との間で,科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し,国民各層に科学技術の社会的重要さ,それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達することができる人材です。
Communicators in Science and Technology Education Program,略して CoSTEP(コーステップ)です。
*文部科学省の「科学技術振興調整費・新興分野人材養成プログラム」に採択されたプログラムで,2005年10月から授業を開始しました。科学技術振興調整費による支援は2010年3月までの予定ですが,それ以降もより一層発展した形で継続することを目指しています。
へえ、いまこんなことやっているんだ、と思って見ていたら……ラジオ第158回:2009年9月11日 に後輩が出てた! このプロジェクトには、山岸みどり先生がスタッフとして参加されている模様。Podcastでも配信されているようだが、なぜかダウンロードできないので、MP3で聴いてみた。進行役は素人のようで、ラジオ番組としてちょっと洗練されていない感じはするものの、なかなかおもしろい試みだ。ぜひ聴いてみましょう。
恒例の授業アンケート結果への反省。
今回対象となる科目 (前期に担当した全科目) は、心理学概論I、集団力学、社会心理学、演習I、演習III、卒業研究、心理学実習IIIの7科目。後者4科目はいわゆる「ゼミ」なので、いずれも学生の満足度は高く、それほど反省する点はない (とはいえ、3年生対象の演習Iと心理学実習IIIは5点満点ではなかったので、少し改善する余地はあるかもしれない)。 なお、評価はいずれも5点満点だが、3点がない奇妙な尺度 (なので平均には統計的な意味はないが、それはおいておく)。主な項目については、前期末授業アンケートの結果 (2008年度) に載せてある。
まず、心理学概論Iから。この授業は15週の授業を半分に分け、前半の7回分を僕が担当している。後半7回は発達心理学の先生が担当されている。履修者数92名、回答者数69名である。「授業は全体として満足した」については、4.8点で、非常に高い得点。これについて「あまりそう思わない」と回答した学生はたったの1名だった。13項目の平均は4.7でこれまた高い。自由記述のコメントについては、特段論じる内容はなかった。ほぼ成功した授業と言えるだろう (あるいは、後半に担当した先生の評判がよく、全体の得点が引き上げられた可能性もある)。
「集団力学」は履修者数141名、回答者数112名。想像以上に履修者数が多く、戸惑った授業。「授業は全体として満足した」は4.7点。「あまりそう思わない」、「そう思わない」がそれぞれ2名いた。13項目の平均は、4.6点。得点の低かった項目は「質問や発言を促し、それらに十分対応していた」で、4.2点。学生数の多い授業でこんなことは無理。無理なので、毎回出席カードに感想を書かせて、それにブログで返信しているのだ。自由記述欄には「先生の友だちの話も面白かったです。女装の……」とあった。女装して修了式に臨んだ友人のことを授業で話したような気もするが、いったいどんな文脈で話したんだっけ。
「社会心理学」は履修者数102名、回答者数77名。「授業は全体として満足した」項目の平均は4.6点 (「あまりそう思わない」、「そう思わない」がそれぞれ1名)、13項目の平均は4.5点だった。ほぼ平均的な評価と言っていいだろう。実は「集団力学」に比べて自分があまりおもしろいと思っていないテーマを話しているので、それが評価に反映しているのだろう。書く量が多いという苦情がいくつかある。「重要なところは重要といってほしい」という意見も。この授業の内容は全部重要なんだから、そんなことを言う必要はないでしょうふつう。ビデオとブログについては評判がよい。つまり、授業をやらずに、ビデオを指定して、それの感想を書かせてブログに返信する、という遠隔授業スタイルの方がよいのかもしれない、と本気で考えてしまう。「普通に満足ですが、もっとおもしろみがあった方がいいと思います」というおもしろみのないコメントにはちょっといらっときた。「この教室のイスは嫌いです」を「この授業で改善してほしいところ」に書いてあるひとがいるけれど、教室のイスを改善できるほど、僕には力がない。教務とか財務に言ってくれ。
iPhone OS 3.1に含まれるその他の新機能とアップデート:
音楽、ミュージックビデオ、Podcast、写真のシンク機能の強化
iTunes Uコンテンツの整理
iTunes Card、コード、ギフトカードをApp Storeで使用可能
iTunesアカウントの残高をApp StoreとiTunes Storeで表示
メールとSMS/MMSに含まれるビデオをカメラロールに保存
Bluetoothをオンに設定したiPhone 3GのWi-Fiパフォーマンスが向上
MobileMeを使ってiPhoneを遠隔操作でパスコードロック
Bluetoothヘッドセットで、iPhone 3GSの音声コントロールを使用
電話番号をキーパッドにペースト
ホームボタンを使ってiPhone 3GSのアクセシビリティ機能をオンに設定するオプション
Safariで詐欺目的のウェブサイトにアクセスした時に警告を表示 (フィッシング防止)
Exchangeカレンダーの同期と会議出席依頼の処理を改善
一部のアプリケーションアイコンが正しく表示されない問題を修正
教育にもカルテがあれば便利だと思っていた。学生を指導する際、その学生がこれまでどんな授業を受け、どのような出席状況で、どんな成績を取ってきたか。また、その学生はAO入試で入学したのか、それとも一般入試あるいはセンター利用入試で入ってきたのか。これまで、単位僅少の対象となってチューターの先生に指導されたことがあるか。あるとすればどのような指導をされてきたのか。こういう情報が一元化されていれば、ものすごく便利だ。もちろん、入試に関する情報は入学センターが、学業成績やこれまでのチューターによる指導履歴は教務課が、それぞれ持っており、教員の照会に応じてくれる。しかし、知りたいのは特定の学生に関する情報だけなのに、複数の部署に問い合わせなければならない。多くの場合、電子メイルや電話で問い合わせなければならず、結構面倒だ。
教育熱心な教員なら、そういった面倒があっても情報を集めようとするだろう。ところが、僕のような、教育自体にはそれほど関心もなく、教員免許ももちろんもたないずぼらな教員は途中で諦めてしまう。いかにも、面倒だ。
もし、大学にも学生一人一人に対応したカルテがあったらどんなに便利だろう。そして、そのカルテはコンピューターでログインすれば即座に見ることができるのだ。そこには学生の連絡先も登録されていて、面接の予約も簡単にできる。推薦入試で入ってきた学生なら、入学前学習の履歴も見られるし、学習支援センターが行っているような補習授業を受けた履歴も知ることができる。夢のようなシステムではないか。こういう「カルテ」のことを、どうやら「ポートフォリオ」というらしい (最初は、資産の分散投資のことかと思った)。
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MoodleMoot Japan 2010 Hakodate (2010年2月13日〜14日) の情報を頂いたが、前日は教授会 (多分さぼれないやつ)。
信州の伊那谷地方と言えば、昆虫食で有名だ。多分僕が、伊那谷というところでは昆虫を食うらしい、ということを知ったのは、伊那谷出身のジャーナリスト本多勝一氏の本ではないかと思う。院生時代、信州出身の先輩がおみやげで研究室に持ってきたのが蜂の子の甘露煮か何かだったと思う。瓶詰めの蜂の子の周りには学部生やら院生やらで人だかりができたが、なぜか誰も食べようとしない。結局僕ともうひとりが試食した程度だった。蜂の子は結構甘くてうまかった印象はあるのだが、あの「ぷちっ」という食感がいただけなかった。いかにも虫を食っている気分になる。
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