第4回は知覚心理学。学習心理学と並んで「こんなことを習うために心理学科に入ったわけではないのに」と思われがちな領域で、僕自身もそうであっただけに、かなり緊張した。授業自体はわりとうまくできたが (寝ている学生が少なかったし、授業がわりと予定通りのタイムスケジュールで進行したという意味で)、小テストの平均点は62点ちょっとで、そういう意味で失敗。
第2回の小テストのレビューが許可されてないのはなぜですか。
設定ミスのようです。すみません。もう一度ご確認ください。
私は元々、目の錯覚を利用した絵を見るのがすごく好きで、自分の家にも錯覚の本があるくらい好きなので今日の講義がすごく面白かったです。有名な錯視の絵が沢山あってどれも見たことがあったけど、色の同化の図は初めて見ました。とても興味深い内容でした。
知覚心理学の単元をおもしろいと思ってもらえるというのは大成功です。ありがとうございます。
私が今回の授業で1番印象に残っているのは「錯視」です。その中でも特に印象に残っているのはミュラー・リヤーの錯視です。一見、2つの線の長さは違うように見えても実はどちらも同じ長さであるというのがとても不思議でつい見入ってしまいました。他にも、色の同化についての図もとても印象に残っています。4つの正方形の中にある小さな格子の色が異なることによって知覚してしまう現象もとても面白いと思いました。これらの事から、改めて人間は目の前に見える景色ばかりを全てだと思い込み、その奥にある景色になかなか気付けないのだと思いました。でもそういう人間の単純さがまた面白いと思いました。
おもしろいよね。単純なのか複雑なのか、よくわからないところも多いですが、物理世界をそのまま知覚したのではうまくいかないところがいいなと思っています。
視覚や聴覚も心理学の分野にあると知って驚きました。ルビンの壺を見た時私は最初壺しか見えなくてしばらく見ているうちに人の顔が見えて、見えた時はすごく嬉しかったです。ですか嬉しさのあまり「わあー!」と言ってしまったので隣にいた友達を驚かせてしまいました。
感動があってなによりでした。ルビンのオリジナル論文もインターネットから簡単にダウンロードできていい時代ですね。
質問で、逆さまに見える眼鏡をしたらその時は感覚が変になり、逆さまにした世界に慣れて外すとまた感覚が変になり元に戻るそうですが、これを幼くまだ普通の視界に慣れていない時から逆さまの眼鏡にして過ごした子供だとどうなるという実験や結果はありますか? なければ、どうなると予測されますか? 自分は、元々は逆さまだったため負担がなくなり視力や脳の能力が上がると考えました。
倫理的に許されないと思うので、そのデータはありませんが、負担が減るかどうかは分からないです。もともと反転して見るように進化してきたので、それをむりやり「正しい」位置にするわけですから、むしろ負担は増えるかも?
経験はどのような意味でつかわれていますか。図は形そのもので、地は背景という認識でよろしいでしょうか。マスキング量とは何ですか。
図と地についてはその認識で間違いありません (「経験」のことはちょっと分かりません。教材の行数を示して質問してください)。マスキング量とかマスクされる量 (どのくらい聞こえにくくなるか、もっと言えば最小可聴域が上昇する、つまり、大きな音でないと聞こえなくなる) ということです。
あと、誤ってMoodleのマガーク効果をタップしてしまい盛大に音を鳴らしたのは自分です。大変申し訳ありませんでした。
家でもやってみましょう。次回時間があれば授業中に紹介します。