第5回は記憶。学習、知覚、記憶の順で話を進めているのだが、知覚、学習、記憶の方がよかったかもしれない。小テストの平均は73点程度で悪くなかった。小テストが複数回受けられなくなっていたので、回数の設定を見直して何度でも解答できるようにしました。
名案が思い浮かんですぐに忘れてしまうというのも感覚記憶ですか。
思い浮かんだことはしっかり意識できているので、その程度時間保持されているものは短期記憶といってよいと思います。
今までリアクションペーパーを、書いていなかったのですが、リアクションペーパーを書くことによって出席になるのですか? (出席点がないことは理解しています)
出席はカードリーダーで管理しています。リアクションペイパーは履修者との情報交換のためにやっています (質問や意見を収集するため)。
格闘ゲームや楽器、絵を描く際などに現れるついついやってしまう行動の手癖というのも手続的記憶に入るのでしょうか?
その手癖の手続きを記憶しているからやっている、という意味ではそう言えますが、それはどちらかというと何らかの学習された行動と言えないこともないと思います。ただ、〈学習された行動〉と〈記憶〉というものがどう違うのか (なぜ違う概念で扱っているのか) というのは結構難しい問題を含んでいると思います。
ブラックボックス化とは? 将来、時間が経てば医学ほど心理学は進歩すると思いますか?
ブラックボックス化というのは、中で何が行われているかを知ることを諦めて、入力と出力の関係だけを研究することです。「医学ほど」心理学が進歩するというのは、どうなればそうなると思いますか? あるいは医学と心理学という分野の違う学問の進歩をどうやって評価したらいいと思いますか? この問いを立てること自体がとても難しいことのように思います。