中間まとめの回。これまでの話をコマシラバスに従ってまとめつつ統合し、授業時間が不足していて説明できなかったところをあらためて解説した。また1週間遅れのフィードバック。
講義の途中で先生が児童相談所の対応についてお話されていましたが、近年対応が行き届いておらず、危険な状態にまで陥る子供たちが多いとニュースなどで報道されていますが、なぜこのような状況になるのでしょうか。果たして児童相談所の対応は的確といえるのでしょうか。
それは個別のケースの問題になるので、僕の方から一般化して説明するのはたいへん難しい問題です。これは、コストと信号検出の問題として捉えることが可能かもしれません。児童相談所には使える資源に限りがあります。全ての事例に適切に対応したとしても救えない子どもが出てきてしまうのはコストの問題がある以上やむを得ないことです。信号検出の問題というのは、どの程度対応を「尖らせるか」ということです。とにかくちょっとでも危ないと思ったら積極的に関与するというやり方と、確実に危ないと思った場合だけ対応するというやり方があって、一長一短です。前者のやり方では全てのケースに対応できるでしょうが、コストが嵩みます。また、大丈夫なケースでも過剰に対応してしまう場合もあるでしょう。後者のやり方だとコストは抑えられますし、過剰に反応することの問題は避けられますが、見逃すケースも出てくるでしょう。
先週のリアペへの回答はないのでしょうか?中西先生の回答が毎週楽しみだったため、今週はなくて悲しいです。
必ず書いています! 1週間遅れてすみません。言い訳をすると、授業時間ぎりぎりで終わって授業中にリアクションペイパーを書く時間を取れないと、リアクションペイパーが出揃うのに時間がかかるのです……。
私達は質問をすればするほど頭が良くなる、だから質問をすることは大切だというが、その回答が納得できるものかがとても不安になった。納得できる答えはもしかしたら無いのかと思った。
質問する場合には「何が満足する答えか」ということが質問者の側にあるものなのです。答えがある程度想定できないと質問するのは難しいものです。
心理学を勉強するコツってありますか?
配布教材を何遍も読むのがよいです。読むのが一番勉強になります。読んだらその内容を友達などに教えてみましょう。
学会はそんなに沢山いらないと思った。
基本的に同意だが、そんなに簡単に言えるものでもないです。