iCloud+になり、iCloudメイルでカスタムメイルドメインを使えるようになった。設定方法はAppleのサイトに書いてあるが、さくらインターネットで管理しているドメイン (daihiko.net) を設定しようとすると結構はまったので、設定方法をメモしておく。こちらのサイトが役に立った。
これがうまくいくと、さくらインターネットで管理しているドメインのメイルをiCloudメイルと同じように扱える。独自ドメインのアドレスが、iCloud.comのエイリアスのようなものになると考えてよい。多分。iCloud.comのメイルにアクセスすると、hoge@daihiko.netに届いたメイルもhoge@icloud.comに届いたメイルも一つのメイルボックスに格納される。メイル作成時は送信元 (単なるFrom: 欄だと思うが) は選択できる。なお、メイルはさくらインターネットのWebメイルには届かなくなる。
- https://www.icloud.com/settings/customdomainにアクセスし、「所有ドメインを追加」する。
- 指示に従い、ドメイン名やiCloudで利用するメイルアドレス (そのドメインで使っているもの全て) を入力する。ファミリーでドメインを共有することもできるが、それは今回やっていないのでうまくいくかどうかは不明。
- さくらインターネットのレンタルサーバのコントロールパネルから「ドメイン/SSL」→「ネームサーバ設定」とたどる。
- 対象ドメインの「ゾーン編集」→左側の「変更」を押す。
- タイプ欄が「MX」のものが一つあるので、削除。
- iCloud側の指示 (Webサイトにも表示されているし、iCloudのメイルにも届いているはず) に従い以下のエントリ群を追加 (「新規登録」) する。なお、さくらインターネットでは、Appleからの指示で「Host」となっているものが「エントリ名」、Typeとなっているのが「種別」、Valueとなっているのが「値」である。そもそもこういうところからして初めてやる人は分からないものだ。なんとかしてほしい。
- エントリ名「@」、種別「TXT」、値「apple-domain=hoge (人による異なる値)」
- エントリ名「@」、種別「TXT」、値「v=spf1 redirect=icloud.com」
- エントリ名「@」、種別「メール交換ホスト (MX)」、値「10 mx01.mail.icloud.com.」(10のあとはスペース、最後はピリオドを忘れずに)
- エントリ名「@」、種別「メール交換ホスト (MX)」、値「20 mx02.mail.icloud.com.」(20のあとはスペース、最後はピリオドを忘れずに)
- エントリ名「sig1._domainkey」、種別「別名(CNAME)」、値「sig1.dkim.(あなたのドメイン名).at.icloudmailadmin.com.」(最後のピリオドを忘れずに) とし、ここだけ「DNSチェック」は「しない」にする (こんなこと分かるか!)。
- 以上のエントリを追加したら、左側から「データ送信」をする。
- 少し待ってからiCloud側の設定を完了する (時間がかかるかもしれない)。