「心理学」の感想 (1 June 2021)

この日は中間まとめということで、これまでの復習をして中間試験を受験する日。中間試験は当日9時から17時までで問題数42問と多かったが、比較的みなさんよくできていて、平均点は81.02点 (252名受験)。よくがんばりました。

なお、このリアクションペイパーは中間試験のできについての振り返りを書くところではありません。ちゃんと指示通りのことを書くようにしてください。別にそれを「書くな」とは言わないが、指示されたことはきちんと書いてください。激オコです。まあ、みんな中間試験で頭がいっぱいだった、ということでしょう。

なお、本日の返信はメラノーマの治療のインターフェロンβ注射のために発熱した状態で書いているので若干朦朧としたものかもしれません。以下の返信でも書いていますが、一部小テストの採点しなおしが必要です。後日やります。

心理学の実験は、人や動物、どれも侵襲性の高いものが多いように感じますが、低いものもあるのでしょうか。また、アフターケアのようなものはあるのでしょうか。

みなさんがこの授業の中でしたWebで参加するタイプの調査・実験などは基本的に侵襲性のないものです。心理学の研究は侵襲性のあるものは非常に少ないです。注射をしたり薬を飲んだりすることもほとんどありません。ただ、嘘をつくことは結構あってその場合には「ディブリーフィング」という一種のアフターケアが行われます。この授業の後半でこの手の話が出てきます。

前半を終えて心理学の中での行動 (学習心理学、知覚心理学、認知心理学、性格心理学) について学習をしてきました。心理学は科学のイメージが強くありましたが、哲学的要素もあり、一言では言い表せられない複雑な学問だと感じています。しかしながら講義毎に領域を分けてあるため、一つずつ理解を深めることができています。学習心理学を復習していて疑問に思ったのですが、人間の繁殖 (性行為) も生得的行動にあたるのでしょうか。文明が栄える以前はどのようにして方法を知ったのか気になりました。

それはある意味「本能」で、生得的行動に当たります。性行為の方法は、われわれは社会的に学習して身につけますが、もともとはそういうものではなかったのだと思います。われわれ人類は進化の歴史の中で自分一人でできることを減らして、社会的な知識であるとか、社会的なサポートの中で生きることを選んでいったとも言えるかもしれません。他の動物の中で圧倒的に人間は頭が悪いし、力も弱いです。ただ、社会性だけは優れている。

受験がシステムエラーでできません。

ここはシステムエラーを書く場所ではありません。ここに書かれていることは金曜以降に読みますので、すぐに対応できません。以前からお伝えしているように、メイルでお知らせください。授業内容について指示されたことを書いてください。

テストの時間配分がうまくできませんでした。

この方も指示されたことを書いていません (類似のものが多数)。

さて、本日6月1日は私の誕生日です。幸せかと問われれば、朝から今日解禁になった就活の情報の渦をかき分け、インターンや企業説明会の追加登録やイベント情報など、膨大な量の情報に飲み込まれてストレスが凄いです。数少ない友人からのバースデーメッセ―ジに返信する余裕もないです。三年生なのにこんなに忙しいとは思いませんでした。しかし、来年はもっと苦しいのだと思うと、今のうちから苦しみに慣れておこうという、変な思考切り替えでやっていこうと思います。つらいっす。まだ始まったばかりなのに。

これを解決する方法が一つあります。就活をやめてしまって進学をすればいいのです。そうすれば卒論と勉強だけに集中すればいいので、一気に幸せになります! 誕生日おめでとうございます。

心理学の中でも、学習心理学や認知心理学、性格心理学など、さまざまな領域があることがわかった。

いやいや、これまで随分読んで来たんだから、もう少し踏み込んでわかってほしい。いろんな分野があることくらい、Moodleのコースをざっと見ただけで、3分で分かりますよ。そんなことを分かるために今まで勉強してきたのではないはずです。

迷信行動は鳩においても行われることを知った。おそらく初学の際は読み飛ばしてしまっていた。迷信行動とは関係ないのですが、ガルシア効果を乗り切る方法はありますか?

嫌いなものを辛い思いをして食べるほど人生は長くありません。乗り切らず、食わないという選択を取りましょう。食べなきゃ問題ないです。なぜ乗り切らないといけないのか、その必要性が十分に高くなければ乗り切る必要なんてないんです。

心理学は人の感情や意識などと言った「内部」の研究をするものではなく、心の状態を機能的な役割から考えようとする機能主義の立場から研究していることが分かった。

これが一文目にくるところがたいへんよいリアクションペイパー。そうです、これがこの授業でもっとも重要なところなのです。

中間テストで、エコイックメモリーのエコイックという選択肢が2つありました。

ああ、そうなんです、これ、あとでチェックします。直したつもりで直っていなかったようです。

また「2) 様々な錯視」では私は錯覚のアートを見に行ったことがあり、錯覚とは脳がだまされてそこにはないものがあるように見えることであると勝手に考えていたが、授業で学んだことで錯視は知覚心理学で大きく取り上げられており、脳がだまされているということを「幾何学的錯視」であると知ることができた。

これ「騙されている」と考えるべきなのかどうなのか、というのは結構難しい。「騙される」というのは何か悪いことが騙される側に起こるということなのだけれど、錯視の場合はむしろ「騙されないと困る」んですよね。で、「騙される」というのはもう一つ「事実とは異なることをあたかの事実のように伝えられること」といった意味があると思うのですが、この場合、事実はなんでしょう。「物理的な現実」と言ってしまっていいものかどうか、ちょっと難しいところがあると思います。

先生のブログを毎回楽しんで読んでいます。先生の回答が真面目なところもあればツッコミがある回答もあるので気がつけば新しいブログを楽しみに待っている自分がいます。これからも頑張ってください!

そんな、待ってくれている人がいただなんてお世辞でもめちゃくちゃうれしいです。全員にコメントできていないのが残念ですが、質問っぽいものがついていたらだいたい返事は書くようにしています。本当は対面授業やってそこで直接やりとりできるといいんだけどねえ。

一通り復習して、テストをして、心身ともに疲労を感じている。デカルトの心身二元論のおかげでわかった。僕のプシュケーはテスト後の僕を慰めてくれている。僕はデカルトを否定しない。

僕は仕事が終わってビールの缶をプシュケーするときに安らぎを感じますね。

「カニッツァの三角形」の本来は描かれていない三角形が中央に知覚される事を「主観的輪郭」という事や水平であるはずの線が傾いて見えるグレゴリーの「カフェウォール錯覚」など初めて知りました。

そりゃそうでしょう、みんなが知らないだろうなあってことを教えるのが僕の仕事なので、「そんなこと知ってるよ」と言われたらつらいんだ。

中間テスト、無事終わりました! 今までのテストをしっかり復習して勉強したのでいい点数が取れていると思います。また新たに習うことが増えるので、しっかりまた復習と勉強を頑張りたいです

しかし残念ながらこのリアクションペイパーの点数は低い。

人間の行動が関わっている上に、測定や観察が可能なものを心理学は研究対象としていることが分かった。余談ですが、次のコミュニティ・デイが楽しみです。

6月6日はフカマルだ。見逃すなよ。

ネットで心理学が身近に感じられないかなと思い少し調べたところ面白そうなものが見つかったので共有します。

たくさん調べた内容を書いてくれたのはいいのだが、できれば調べた情報のソース (URL) があれば最高です。

今までの授業を通して、心理学は案外身近なところから始まることを知りました。心理学はメンタリズムだと思っていたけど、それは多少違いました。心理を読み解く術を教わる授業だと思っていました。心理学の授業内容の所々は高校生までに世界史や倫理の授業で習ったことあるものがあったので難なく受け入れることができました。初回ではありますが、私は第一回の授業が本当に楽しかったです。先生が書かれいていたこと全て納得したからです。まるで心の中を透かして見られているかのように感じました。ターム2もよろしくお願いします。

お世辞だと思うのですが、ありがとうございます!

ところでテストに話が変わるのだが、問5において質問がある。私は精神心理学を選択したのだが、不正解と表示されており、ただ正解には、「精神心理学、心理物理学」と書いていた。二つ正解があれば一つ当てはまっていれば正解なのではないのか?

これ、正解です。正解を訂正したつもりだったのですが、どうも直っていないなかったようです。これは直しておきます。すみません。

関係ないですが、今回先生が貼ってくださったURL一番上のソーンダイク動画の猫がかわいくてなかなか先に進めません。猫かわいいです。

猫はかわいい。

デカルトという人物がなにをしたひとか気になったので、調べてみたら、フランス生まれの哲学者であることが分かった。

聞いたことあるでしょ、デカルト。聞いたことない?

アリストテレスの弟子→ラオフラストス

おしい。

しかしワガママを言うと、正直PDFを目で追うだけでは頭に入った気がしないのでいつかは対面授業に戻るといいなあと願っています。

いや、これは本当にそうです。わがままなんかじゃないですよ。ちゃんと教室に集めて授業やりたいです。僕は本当にこういうオンデマンド型については疑問がたくさんあります。しょうがないのですが……。みんなちゃんとついてきてくれて嬉しいのですが、これは断じてふつうの大学の授業ではありません。僕としてはこのやり方での授業の教材の出し方としてはこれしかないと思っていますが、本音ではふつうの授業をやりたいです。