初代GRをWebカメラとして活用する

RichoのGR IIIを購入したが、2015年初頭に購入した初代GRもまだ十分使えるということで、これをWebカメラとして活用してみた。接続先はMac Pro (2019)。

GRをWebカメラとして活用する
GRをWebカメラとして活用する

いろいろと試行錯誤したが (試行錯誤の経緯は後で)、結局以下の構成でうまく使うことができた。

  • Roland USB VIDEO CAPTURE: UVC-01 (実売27,000円程度)
  • Richo ACアダプター: AC-5c (税別5,500円)
  • HORIC HDMIマイクロケーブル2m シルバー: HDM20-040MCS (税別907円)
  • Manfrotto PIXIミニ三脚 ブラック: MTPIXI-B (実売3,000円程度)
  • NICEYRIG カメラロッド 15mmロッド 2個: SKU: 027 (実売900円程度)
  • NICEYRIG 15mmロッドコネクター 3個: SKU: 128 (実売800円程度)

これらを、

コンセント—–ACアダプター—–GR—–HDMIマイクロケーブル—–USB VIDEO CAPTURE—–Mac Pro

という形で接続する。

一番の難関がUSBビデオキャプチャーで、これが高価だが、2,000円台の安価なものもあるようだ (ただ、あるWebサイトで少し使ったら故障したとあったので、今回は予算が使えたこともあり、安いものは避けた)。

APSになってからの初代GR (2013–)、GRII (2015–) とも、充電はミニ8ピン平型といういわゆるふつうのmicro USBやmini USB等とは異なるコネクタがついており、ここから給電する仕組みになっている。その充電用USBコネクタとmicro HDMIケーブルがたいへん近く、充電しながらHDMI出力をしようとするとコネクタの大きさを用心してケーブルを選ばなければならない。

それでなんとか給電しつつHDMI出力できるコネクタを入手したのだが、これは全く無駄であった。なんと、初代GRは (おそらくGR IIも)、給電しながら本体の機能を使うことはできないのである。つまり、給電中は撮影することができない。一方、GR III (2019–) の場合にはUSB-Cコネクタ1つで給電と出力両方に対応しているため、

  • ミヨシ USB-PD対応 Type-C – HDMI変換アダプタ: USA-PHD1/BK (実売5,000円程度)

あたりを購入し、ビデオキャプチャーやUSB充電器と接続すればよい。

初代GR、GR IIの場合には、ACアダプターが存在することが分かったため、バッテリーを外し、そこにACアダプターを接続することで、給電しながらZoomやFaceTime用のWebカメラとして活用することができた。なお、Webカメラとして使う場合には設定で「オートパワーオフ」や「スリープ」を無効にし、また撮影画面に表示される各種項目を消しておく必要がある。


なお、その後何度かZoomで使ってみたが、たまに画像が表示されず安定しない。UCV-01を一旦外してもう一度接続するとうまくいくこともある。この不安定の原因は不明 (6/1/2020追記)。