「心理学」の感想 (28 July, 2020)

今回は、心理学研究法について。今日は午後から皮膚ガンの治療のための痛い注射 & 発熱の副作用なので、なんとか午前中から集中して昼過ぎまでにはできた。

85行目の実験で重要なのは独立変数を操作して従属変数にどのような変化が得られたかという点をみることと述べてあるが、例をだして説明しているけど、理解できなかった。

例のところ、教育法が独立変数です。教育法を人によって変えるのが独立変数の操作です。

心理学では測定することが大事であることがわかったが、心理学は測定できるものが研究対象になってきたとあるが、測定できないものとは例えばどんなものがあったのですか? 134行目の日常的な環境は望ましくないと述べてあるが逆に非日常的な環境とはどのような感じのことですか?

研究対象とするものはまず測定するので、基本的に測定できないものはないと考えて構いません。何らかの方法で測定できます。非日常的な環境とは、代表的には実験室です。感心のある変数だけを操作した環境です。

就職活動における面接は、「半構造化面接」ということですか? 同じ企業の面接でも人によって深掘りされたり、質問が違うので。あと、就活の面接においてわざと面接官が態度を悪くする圧迫面接がありますが、それにより学生のストレス耐性を見ていると書いてありました。ほんの少しの時間の圧迫面接でその人のストレス耐性がわかるのでしょうか? 私はわかると思えないのですが、、、

面接仕方はいろいろだと思いますが、僕の考えでは入試も就活も、面接は意味がないと思います。科学的な根拠はほとんどありません。すべてペイパー試験だけで測定するべきだと思っています。

文を読んでどのくらい当てはまるか、どれくらい賛成かを何段階かで回答させるリッカート法というのは普段からよくやるアンケートにも使われており、しっかりと理にかなった方法でやっているんだと思った。自分もそうですが、かなり当てはまるとか、全く当てはまらないというものには選択しづらく、やや当てはまるによくチェックを入れる人って結構多いのではないかと思っています。

日本人は特にそのようです。ですが、値自体が重要なわけではありません。何かと比較することに要点があるので、それは大した問題ではないのです。

フィールド実験には横断歩道以外にどのような実験内容がありますか?

(他にもいくつか同様の質問あり) 例えばフィールドで誰かが上を見上げたら、空が気になりません? そういう実験もあります。どのくらい同調するか、みたいな。また、どのようなチケットの売り方だとよく売れるか、みたいな研究もありますし、手紙を落としておいてどのくらいの人がそれを拾ってポストに入れるか、とか。

441頁からののp値の所が、何回読んでもちゃんとは理解できませんでした。特に458頁からの、残り2種類は「実際には効くのに効かないと誤って判断された薬」ということになる。という所が、なぜそのような解釈になるのかがあまり分かりませんでした。

ここでは「80%程度の確率でしか実際に効く薬を『これは効く薬だ』と見抜けないとしよう」と書いてあるからです。

大学生を対象とする実験が行われることは仕方ないと思うが、年齢などで差が出たりはしないのかと思った。

年齢が重要なことはありますし、そうではないこともあります。一般化はできないと思います。

どの分野に対しても統一されている方法でやらない研究者はいると思いますがなにが目的なのか分かりません。違う方法を使って測定が難しい場合はどのように比較や評価をしているのですか。

すみませんが、ご質問の意味が分かりませんでした。

授業で分からなかったこと、質問、要望 今回は、質問させて頂きたいことが1点、レジュメの訂正点が5点ございます。質問は、11ページの286行目に「注意資源」という言葉があり、初めて聞いたのでネットで調べました。すると、「「注意資源」は、私たちの注意力や集中力には限りがあるという考え方」(https://blog.counselor.or.jp/work_technique/f402,2020/07/30アクセス) という意味だと分かりました。つまり、ここでは調査対象者が、十分な注意を払わずに質問に回答してしまうことがSatisfice傾向であると解釈すればよろしかったでしょうか。続いて、レジュメの訂正点ですが、もし合っているものがございましたら申し訳ございません。

1点目は8ページ184行目の「こうした手続きデセプションという。」の部分を「こうした手続きをデセプションという。」と直すとしっくりくると思います。

2点目は、6ページ145行目の「結果が一般できる程度」の「一般」が「一般化」ではないかと考えたのですが、いかがでしょうか。

3点目は、16ページ388行目の、「このばらつき具体を示すもの」が「ばらつき具合」ではないかと考えました。

4点目も、同ページ393行目の、「歪度は0であれば左右対象の分布」が「左右対称」だと思います。 5点目も、同ページ脚注13で、「平均値を中心にせ左右対象」が、「中心にして左右対称」かなと思いました。 「一般」や「左右対象」、「ばらつき具体」は正解かもしれません。そして、テキストの誤植ばかり指摘して申し訳ございません。よろしくお願いいたします。(1,465文字)

286行目についてはその通りです。テキストの誤植、全部おっしゃるとおりです、大変助かりました。ありがとうございます!

測定では数量的記述をすると書いてあったが、45行目のように「あなたは自分に自信がありますか」などといった質問を数値化するのはどうやってするんだろうと感じた。また、観察法は観察するだけで実験になるんだろうかと感じた。

質問を数値化をする方法としては259行目のリッカート尺度などがあります。観察について「観察するだけ」と書かれてありますが、観察も簡単ではありませんよ。

14回目の小テストは最後のまとめテストの範囲に含まれますか?

最終試験は全ての範囲を含みます。

期末テストが心配です。難しいですか?

難しい。

査読とピア・レビュー、リジェクトについて理解出来ました。p値と453行目からの説明が難しくて分かりにくかったです。補足欄の2番の「つらい」からリジェクトされたときのなんとも言えない感じとつらさが伝わってきました。がんばってください。

p値というのは誤解して理解している人が多く、説明も実はそんなに簡単ではないのです。ここではかなり詳しく説明してあるので、何度か読んでみてください。ここを理解できるかどうかは結構大事な話です。いろいろな事象を理解する上で、こういった考え方を知っていてほしいです。なぐさめていただき、ありがとうございます。

実験は最低でも何日間必要なのかというのが気になった。

1日で終わる場合もあるし、年単位でかかる場合もあります。どの程度の参加者が必要で、実験にどのくらいの時間がかかるかに依存します。

心理学独特の実験の仕方の研究の話でした。心理学の基礎ですね。協力した先輩方の調査のアンケートのやり方も、(記憶が混乱していたらすいません。でも人間の記憶は都合のいいように再構成され、変わってしまうと認知心理学で学びましたし…) 場面想定法、心理尺度、自由記述法がありましたね。確かに、この問題は、メインのテーマの何の項目がわかるんだろうかと疑いながらやってしまいましたね(思っていたよりそれが読みづらい質問になっていたのはさすがだなと思いました)。結果が楽しみです。

協力した調査と本内容を結びつけて考えられるのはすばらしいです。結果は現在分析中と思います。お楽しみに。最終試験の後かもしれませんが、Moodle上に公表されますので、お待ちください。

推測統計における母集団の相関関係が0であるという帰無仮説が理解できなかった。相関関係が0というのは判定することは出来ないのではないかと感じた。また、帰無仮説を放棄するというのがどういうことか理解できなかった。

「相関係数が0である」という帰無仮説を棄却できる (そうでない、と言える) かどうかという話です。「相関係数が0である、というわけではない」ということを言いたいわけです。

卒業論文のアンケートに答えている時に思った事だが、ある質問内容への答えは、自分のその時の状況によって左右されるなと感じ、答える日によって回答が異なってくると思う。そのため、アンケートの結果というのはあまり正確なものではないのではないかと思った。

もちろんそういったエラーはあります。エラーは所与のものとして考えます。なので、複数の回答が必要だし、統計解析をしなければいけません。

212行目に「データを取った後になってから途方に暮れるケースも多い」とありますが、その場合実験者はどう対処するのでしょうか。

本来は、途方に暮れてはいけない、のです。予め途方に暮れないように、分析法を決めておくべきです。

交絡の意味。統計的検定について。具体例だと、ある集団で得られたデータがその集団以外の場合にも通用するということ?

交絡というのは、Aが原因でBが起こる、ということを調べたいのに、Cという要因がAとBに関係してしまうこと、です。統計的検定については、データにはエラーがあるので、そのエラーを超えて効果がないわけではない、ということが示せるかどうかのために行います。

質問紙調査法について。昨年社会心理学を履修した際に、いわゆるフェイスシートに実験を受ける参加者の情報を記述させることはその後の実験に影響を与える可能性があるため、質問の最後に記述させることが望ましいと学び、実際に私個人としても、特に性別欄の回答が男女二択しかないとそこでその実験に対して抵抗感を持つため、実験の結果に少なからず影響してくるのではないかと思う。紙による質問紙であれば、回答をしないという選択肢もできるが、今回オンラインで何件か調査に参加したが、オンラインだと特別に回答欄が設けられていないと必ずどちらか (男女) 二択だけを選択しないといけないため、大変ストレスとなると感じたのですが、このような点についてどのように考えられますか?

僕が指導する調査の場合は、最近は性別は「答えたくない」「それ以外」なども設けています。おっしゃるとおりの倫理上の問題が生じるため、強制回答にしないか、答えたくないという選択肢を設けることが望ましいと思います。実際に回答してみるとどういう問題があるか分かりやすいですね。

質問紙調査で、どんなに匿名であることを強調しても格好つけた回答をする人の心理を教えて頂きたいです。

心理学者は人の心理については分かりませんが、社会的望ましさの影響は必ずあるということは言われています。

分かりにくかった箇所と質問は339行から354の行の辺りで、特に348行から352行のあたりでなぜ前提が崩されるのかが分かりませんでした。

心理学の研究では尺度の足し算を頻繁にするからです。複数項目で聞いて、それを足して「ほげほげ得点」にするとか。

大学生を実験にした例が多くありますが、自分は目にしたことも聞いたこともありません。これは何か理由があるのでしょうか?

心理学の論文を読んだことがないからではないでしょうか?

348行目に,リッカート尺度は間隔尺度ではなく実は順序尺度ではないかと議論されているように,心理学研究における基本 (前提) となっているものが崩されることによって,これから先,数々の論文 (研究結果など) が有用性を失ってしまう可能性はあるのでしょうか。

すでにそういった議論は数多くされています。個別の研究には様々な問題があり、いろいろな方法で追試された結果でなければ信用できないということです。

レジュメで学習してテストを受けるというやり方にほぼ慣れてきた。

せっかく慣れてきたのにもう終わってしまう!

分からなかったこととしては、査読者がボランティアで動いてくれることがよく分かりませんでした。

これは僕も分からない。

試験当日もリアクションペーパーはありますか

ないです。最終試験は8月11日に変更しました。

修道大学では何かしらのフィールド実験を授業内で実際にやる講義はありますか。

僕はやったことがありません。

リジェクトされる基準はなんでしょうか。また、何度もリジェクトされた場合審査自体が禁止になることがあるのでしょうか。

リジェクトされる基準はその論文により異なります。論理がおかしいか、データがおかしいかあるいは不十分といった点が多いと思います。リジェクトされたからといって審査が禁止になることはありませんが、1度リジェクトされたらその論文については同じ雑誌には投稿できないということもあります。

質問、分からなかったことに関しては、回答数の多いリッカート尺度で選択するアンケートの場合、ある程度の記入者が終盤で曖昧な答えになることを考慮して、終盤の回答は他と比べて参考にされにくくなることはあるのでしょうか。

そういう可能性を考慮して、できるだけ質問項目は少なくします。

資料の2ページの下部に記載されている教授の話について読みました。苦労されているようですね。。。応援していますので少しでも力になればと思い、教授にある人の言葉を届けたいと思います。教授は、サッカーで凄く有名な、リオネル・メッシ選手をご存じでしょうか。彼は、幼い頃から、病気による恵まれない体格から苦労を強いられます。そして絶えることのない努力の末に世界一の名を手に入れたわけですが。そのメッシ選手のある発言をここに記します。

『努力すれば報われる? そうじゃないだろ。報われるまで努力し続けるんだ。』

少しでも、これで頑張る気力が出たと言っていただけるなら、幸いです。。。

メッシさすがです。かっこよすぎる。元気でました。ありがとう。

社会適性をはかる診断でよくある「自分はチームに貢献している」みたいな質問は、事実がどうであれ自己評価が高い人は良い結果を得る傾向がありそうと勝手に思っていてます。ああいう診断は効果があるのでしょうか。

そういう回答を「診断」として使うようなことをわれわれはあまりしないです。その質問への回答が他の質問の回答と関連しているかどうか、あるいは人によってその回答傾向が異なるかといった比較はします。自己評価が影響しそうであれば、その影響を統計的に取り除いた分析もしたりします。

356行目に3) 記述統計と書いてありますが、次の409行目も3) 推測統計となっていて、3) が二回出てきています。よくテレビで見るドッキリは非参与観察に含まれますか?

2つ目の3は4ですね、ありがとう。どっきりは番組上の演出なので、観察ではありません。

論文が紀要に掲載不可となる理由はどのようなものがあるのですか。

紀要は何でも載ります。

質問紙調査法についてです。格好をつけた回答をするかもしれないという社会的望ましさの問題は、どのように対処するんですか? 回答を見ても、この人格好つけてるなとか分からない気がします。

社会的望ましさを見抜くための質問項目というのもありますし、そもそもその影響があっても問題がない場合もあります。

先生もこれまで数多くの実験をされてきたと思いますが、一つの実験を始めてからすべて終えるまでどのくらいの期間がかかるのでしょうか?

1週間で終えるもの、2年かかったものなど様々です。

会話を通さない面接法はどの面接法に該当するのですか?

会話せずに、文字で指示する場合もあります。その場合にも構造化されたものもあればそうでないものもあります。

完璧に匿名じゃない査読審査は、バイアスのかかった結果を招いてしまいそうな気がしました。権威による論文は通りやすいとかその逆とか、あいつが嫌いとか好きとか。査読は公正なものなのでしょうか?

僕は完全に公正な査読はないと思っています。僕はどちらかといえば査読反対派です。自由にみんな論文をネット上に公表して勝手に評価し合えばいいと思います。評価の仕組みさえればいいと思います。

資料の文中にリッカート尺度の調査でSatisfice傾向や社会的望ましさなどから本当の回答をしない人もいると書いてあったが、これはわかるものなのか。はじかなければ研究結果に影響するとはいってもわからないのではないか?

それを見抜くための項目というのを紛れ込ませます。

分からなかったところではないが、論文の査読がボランティアという事には驚いた。ちゃんとした団体の人間ではなく、ボランティアという素人 (偏見だが) にちゃんと査読ができるのだろうか。

素人がやるわけではありません。「ボランティア」にしろうとという意味はありませんよ。自主的にやっている、ということです。

質問ですが、教科書9章3節の「推測統計学」の項にある危険率 (p) とは、資料436行目のp値と同じものでしょうか。また、同じものだとすると、資料436行目には「p値が0.5未満であれば有意であると判断する」といった内容が書かれています。しかし教科書には「危険率が0.5以下または0.1以下 (記号は<なので未満です。どちらが正しいのでしょうか) であるときは統計的に有意である」といった記述があります。この違いはどういうことなのでしょうか。

同じものです。教科書の「以下」は間違いです。「未満」が正しいです。0.5ではなく、0.05、ですよね。

就活の時の性格検査もつまりは心理学の学問に当たるということでしょうか。

そうとも言えます。

なぜ実験的リアリティが重要なのか、言葉的には日常的リアリティのほうがいいのでは

「言葉的には」ではなく、なぜいいと思うのか、理屈で書いてみてください。それが学問をするということです。

分からないことは、剰余変数を強調しないための実験デザインについてです。これについて考えたとしても、その影響は0ではないため、少なければ少ない方がいいというものでしょうか。質問は、人間には考え方の違いがありますが、この違いを薄くするために母体数を増やすことが有効であるという認識でよろしいでしょうか。

「母体数」というのはおそらく「サンプルサイズ」のことだと思います。母体数とか母数といった表現は使いません。剰余変数の影響はできる限り除いたほうがいいし、データは適切な数が必要です。ある一定の数があればよく、数よりむしろサンプリング方法の方が重要です。

授業内容とは直接関係ないですが、大学教授が思っていた以上に苦労していることが伝わりました・・・学内紀要の場合、ほとんど査読はないとありますが、まともな査読を行っている大学と行わない大学は知られているものなのでしょうか?

それはちょっと分からないです。ちゃんとした査読をしているところもあるようですが、心理学の場合、いい論文は紀要ではなく、学会がやっている雑誌や商業誌に載ることが多いです。一般論にすぎないので、すぐれた紀要論文もありますが。

58行目の「⼼理学は⾏動主義によって測定可能な⾏動のみを研究対象とするようになったが、認知⾰命によって⽬に⾒えない認知も扱うようになった」というありがちな⼼理学史の説明は間違っているとあるが、なぜそのような表現になるのか。

結局何らかの方法で「見える」ものしか研究対象としていないからです。

262行目の逆転項目の仕組みがよくわかりませんでした。

 「私は自信がない」に「5」と回答している場合、これを「自信がある得点」とする場合には、6-5をやって「1」という得点にする必要がありますよね。この人は自信がないので、自信がある得点だとすると5ではなく1になります。

推測統計のところで、基準率は検定力に依存すると書いてあったが、例に挙げられているように実際に効果があるのはおよそ62%であり、p値が5%未満ならだとしても効果のある確率が95%というわけではないとあるが、基準率も62%だと考えて良いのかなと思い、その二つの違いが分からなかった。

基準率はこの場合「効果のある薬が10%ある」という意味での10%です。

Satisface傾向がすごい気になるのですがこれ先生のミスとかでなく正しい名称なのでしょうか。あっている場合どんな傾向なのか分かりませんでした。

Satisficeです。ミスと言うのはどういうことかちょっと分かりませんでした。何か違いましたか?

心理学を含めとした多くの領域では、論文が査読され、投稿者と査読側とでやりとりされるとありましたが、心理学の論文の場合、どういったやり取りがされるのですか? また、『心理学研究』を始め心理学の業界ではなぜ匿名で審査される事が多いのですか?

査読者が「ここが分からない」「この理屈が理解できない」「この分析法は適切ではない」「この考察は勇足だ」などと指摘してきて、それに対して論文を訂正したり、戦ったりします。匿名審査は、「この人は好きな人だから評価を甘くしよう」ということが起こらないようにするためだと思いますが、だいたい分かってしまうので意味がないと思います。僕は査読システムには批判的です。

よく、心理学のアンケートの選択肢で、はい、いいえ以外にどちらでもないという選択肢をみます。はいorいいえでもないどちらでもないという選択肢を設けると結果の傾向をみたいのにうまくそれが作用しないのではないかと疑問に思いました。どちらでもないという選択肢って必要あるのでしょうか。

「どちらでもない」は場合によっては望ましくないです。三択の場合はあまり多くない、というのが僕の印象ですが。これについても一般化は難しいです。

試験時間の増加

毎回書いてくる人がいるが、平均点を見る限り、どう考えても試験時間を増やす理由はないと思います。試験時間を増やすと勉強しないのにいい点を取ることができる人が増えるだけで、評価としての公正が損なわれます。こういう希望を書くのなら、どういう理由で時間の増加が公正な評価に役立つと思うのか、説得的に書いてください。

ピア・レフェリーやピア・レビューがどういう人なのかわからなかった。なぜサクラを用意するのか。

専門家です。サクラは社会的状況を操作するときに用います。

166行目~175行目にあるように、⼤学で⾏われる実験室実験の場合、⼤学⽣を対象とすることが多いとあるが、大学生以外の実験参加者を集めるにはどのような方法を使っているのですか。

調査会社に委託する場合が多いです。

比較尺度で、0に意味があるというところがどういうことなのか分かりませんでした。

比例尺度、ね。長さが0というのは長さがないという意味で、意味がありますよね。でも温度が0度というのは温度がないということは意味しません。

質問は外貌主義が行動主義と言われるようになったその理由は?

behaviourをそのまま直訳したのだと思います。よい訳ではないと思います。

最後のほう数字が出てきた辺りで脳みそが考えるのをやめました。オンライン授業になってからというもの、自分がどんどん堕落しているような気がしてなりません。

それはある程度はしょうがないです。堕落する自分を責めてはいけないのです。こういう状況が悪いのです。ある程度適当にがんばって。

平均値と中央値は一致しますか?

する場合もしない場合もあります。

質問は用語の覚え方のコツなどはありますか?

何度も読むこと。内容を理解すること。人に説明すること。

345行目からの「間隔尺度」の文章の「「0度」は温度が存在しないことを意味しない」というのは0度も温度の値であるので理解できたのですが、「20℃は10℃の2倍暑いことを意味しない」ということと「足し算はできるが掛け算には対応していない」というところがあまりよくわかりませんでした。最終試験は今までの授業内に出てきていた動画を見なければ分からない、もしくはわかりにくいということが起きたりするのでしょうか。

 では、20度は10度より2倍暑いと思います? 試験については動画は見なくてもいいです。

心理学に直接関係があるわけではないのですが、2ページの26に紀要は査読がないケースが多いとありますが、大学のレポート提出の課題を行う際に引用文献として扱っても良いのかがわかりませんでした。紀要をレポート課題の引用文献として扱うのは良いのでしょうか。

問題ないです。

疑問に思ったのは、フィールド実験で同調性を試すとき、サクラに信号無視をさせるのは倫理的な問題や法的な問題は発生しないんですか。

発生します。これはうまく工夫しないと危ないです。

どうして二重盲検法によって実験参加者も実験者も仮説を知らないほうが良いのか。学校で行われるアンケートなどは質問調査法ということですか。

仮説を知ることが結果に影響してしまうと、本来見たい効果が見られないからです。アンケートと言われいるものは質問紙調査であることが多いと思います。

311-312観察者の存在を被観者から隠す非参与観察がどんなものかわかりませんでした。

マジックミラーやカメラなどを使うといいですね。

自分は今回の資料を読んで、質問紙調査法は書いてある通りいい加減な回答だったり、いくら匿名だからといって嘘の回答をしたり、また匿名であるからといって嘘の回答を恋的にするのが他と比べて容易だと思うのですが、実際の心理学会では信憑性のあるものなのでしょうか。

どの程度正しいと言えるかは回答内容から推測できます。ある程度人は適当な回答をしますが、完全に適当というのもほとんどありません。

なぜ、不自然な状況というのは、実験を行う際には必要不可欠なのか。

特定の効果を調べたい、という動機ががあるためです。ふつうと同じ状況では様々な要因がかかわってくるので、特定の要因の効果が分かりません。

被験者間要因と被験者内要因の例において、何をしているのか、何がしたいのか理解できませんでした。 フィールド実験で実験参加者が実験参加の同意をしていないのに実験を実行しているのは良いのか疑問に思いました。441行目から説明されるp値の解釈ができませんでした。

要因とp値については説明を丁寧に書いているので、もう一度読んでください、としか言いようがないです (被験者内、被験者間の問題は、実験の方法が2つある、という程度の意味です) が、フィールド実験の同意については深い問題だと思います。これはどうしたらいいのか、僕にも答えがありません。

代表値なのにaverageなのはなぜですか。

これは専門用語なので……。averageは平均のことではないのです。

今回疑問に思ったことは177行目のフィールド実験のサクラ (confederate) についてなのですが心理学以外でもセールス目的でサクラはよく見かけますが、ある意味ではそれは人を騙して買わせているともいえると思います。そういったサクラも合法的なものなのですか? 少し気になりました。

参加者を騙す必要性については倫理委員会での審査で認められなければいけません。

授業でわかったことは実験法について割当する場合と割当してはいけない場合について理解できました。分からなかったことは実験の要因について被験者間要因と被験者内要因の違いがあまりよく分かりませんでした。間と内ではどこがどのように違うのかあまり理解できませんでした。

被験者間だと参加者はひとによって異なることをします。被験者内では、全員が同じことをします。

フィールド実験では実験参加者が参加の同意をしていないため倫理面でより慎重な対応が必要とあるが例えばどのような対応が考えられるのか。

プライバシーを守るとか、事後でも可能であれば合意を取るなどの方法が考えられます。

心理学の研究方法やデータの記述の仕方が分かりました。141行目の妥当性というのは、どのように判断、測定するのか分からなかったので質問したいです。

例えば、複数のやり方で学力を測定し、方法が違っても同じ結果を示すのであれば、それは妥当性がある程度保証されるとうことになります。

163について考えすぎかもしれませんが、二重盲検法を利用しても参加者が実験を通して仮説を推測し、実験者効果が出る可能性は無いのですか。

それはあるでしょうね。

SD法の時には無難な回答に答えが集中してしまうのではないですか

ばらつきがあれば多少集中しても問題はないです。

無作為抽出はどんな意味を示しているかまだわかっていません。この無作為抽出の無作為はランダムの意味ですか?

そうです。

心理学統計法の授業では間隔尺度について触れなかったが、あまり心理学で扱うデータとして使われないことが多いのでしょうか。

心理学で扱うのはほぼ間隔尺度ですよ。心理学統計法で習いませんでした?

要望は、内的妥当性の意味がいまいち分からなかったのでもう少し分かりやすく説明して頂けると嬉しいです。

そこで得られた結果が、その研究で言っているような理由 (原因) によるものなのかどうか、という程度です。例えば「暴力映像は人を暴力的にする」という仮説があって、実際暴力映像を見せた場合に暴力行為が増えた場合、暴力的になったのは本当にその映像のせいなのか、ということです。

サクラ (研究者の指⽰通りに動くが、実験参加者には仕組まれていることが公表されない⼈物)とありますが、サクラは、専門用語なのかどうかが分かりませんでした。サクラは、普段でも使用される言葉だと思うのですが、元々は研究法の用語だったということでしょうか。被験者間要因と被験者内要因は、参加者間要因と参加者内要因と学んだのですが、学者の中では、主にどちらを専門用語に使用しているのでしょうか。

サクラは日常用語とほぼ同じです。また、用語については、被験者でも参加者でもどちらでも大丈夫です。

411行目 国勢調査はほとんど行われず非現実的である根拠が分からなかったです。485行目 何故、無作為抽出が事実上行われていないのですか。

国勢調査はほとんど行われない、とは書いていません。もう一度読んでください。無作為抽出が行われていない、というのは原理的に難しいからです。例えば心理学の仮説は「人間一般」についての場合が多いですが、その場合、母集団は過去の人間も未来の人間も含まれます。過去に亡くなった人間やまだ生まれていない人間から無作為抽出するのは不可能です。これは若干詭弁も含まれますが……。