非対面授業の「心理学」は01クラスと02クラスがそれぞれ159名。リアクションペイパーは1週間受け付けているのでまだ全員分ではないが、とりあえず現段階までに集まったものでフィードバックをする。この授業は芦田宏直氏の『シラバス論』に触発され (挑発され)、コマシラバスで展開している。コマシラバスは15コマそれぞれの詳細なコマ単位のシラバスと、履修判定指標、教材からなる。前者2つで5万字弱程度 (A4で50ページ) になり、ここに公開してある (教材が見たい方は別途ご連絡を。20万字弱のものがあります)。このコマシラバス、履修判定指標を見れば、授業がシラバス通りに行われ、この判定指標通りの試験が行われいるかは明確である。
なお、以下で取り上げられているのは質問や要望があったものだけなので、分かりにくいと感じている人が多いと思われるかもしれないが、実際には文字だけの資料でほとんどの学生が理解している。本学の学生の知的レベルは結構高いのだ。
気になるあの子のことが分かるようになりたいです。変態心理学もわかりたいです。
残念ながら分かりません。気になるあの子に聞いてみてください。それと、変態心理学というのは全裸マスク男の生態を研究するようなものでもないので (それも含むと言えば含むが) 誤解のないようにお願いします。
なぜ「知覚心理学・学習心理学・性格心理学」などのような領域は勢いが落ちてきて、逆に「認知心理学・犯罪心理学・発達心理学」などの領域が勢いづいているのでしょうか。
学問の流行というのがあります。流行をどういうふうに考えるか、僕にも答えがあるわけではなく、「よく分からない」としか言いようがないですね。
資料の3ページめの注釈で、行動主義については賛否が分かれていると読める記述がありましたが、肯定派と否定派のどちらが現在多数派の意見とされているのか気になりました。
基本的に今の心理学者はほとんど行動主義です (異論は受け付ける)。
オンラインでの講義という特殊な環境下ですが、これからよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。何か困ったことがあればなんでもおっしゃってください (解決できるとは言っていない)。
授業で分からなかった部分は、「心理学は最も大きな失望を与える」と資料に載っていましたが、逆に希望を与えてくれることはあるのでしょうか。
最初の失望を乗り越えれば、広々した肥沃な希望の大地が心理学の眼前には広がっています。
文章量が多くてなにが大事でなにが大事でないかがわからなかった。
何を言うのですか。僕は大事なことしか書きません。
小テストをしてみて時間が足りなかったので次回からの反省に生かし、学習を進めたい。
あなたの問題というより、こちらの設定の問題でした。大変申し訳ありませんでした。次から時間を伸ばします。
心理学について全然知識がないのでもう少しわかりやすい言葉で教えていただいたらありがたいです。
心理学は僕も分からなくて研究しているくらいなので、分かりにくくて当たり前です。この授業では絶対「すっきり」しません。覚悟しましょう。
67行目の「心理学ではヒトと動物、ヒトとロボットの区別さえつけない」というのが理解に時間がかかった。
これは学習心理学で行動主義のことを習うとより分かるようになるかもしれません。
資料だけを読んでテストにこたえるのは難しい思う
読まなかったらもっと難しいので何度も読みましょう。
質問は傾性概念と同義反復の関連性についてなのですが、傾性概念の特定の状況下で観察された行動パターンのことを同義反復といういみで理解するのであっているのでしょうか。
「傾性概念」というのは単なる言い換えているだけの「あまりよくない概念」くらいの理解でいてください。
帰無仮説とはいったいどういう事なのかがよく分かりませんでした。
終盤で研究法を習うときに理解できたら大丈夫です。そのことを書いておくべきでした。
80行目の心が原因ではない。とういことが驚いた。心があって行動に移ると思っていたので、最初は理解できなかったが、説明を読むと理解できた。
これ、ものすごくポイントなので感想に書いてくれて嬉しい。
私のミスですが、通信制限がきているので次の問題のページに進むのが遅く、今の小テストの時間では最後までたどり着くことができませんでした。
通信制限はきついですねえ。動画のある授業は大丈夫ですか? ギガ制限のない世界に行きたい。
もし、ほぼ満点をとれるように想定されていたのなら、きっと私の小テストへの勉強の仕方が良くなったのだと思うので
平均して7割くらい取れるのではないか、というこころづもりで問題を作っています。
資料や教科書を熟読するだけだと自分がしっかりと理解できたかどうか判断しづらく、文章のどこが重要で覚えるべきポイント分からないためで出来ればオンラインの講義が受けたいです。
これはオンラインの授業なのですが、「リアルタイムで」ということでしょうか。授業で喋ることを全部書き出してあるので、音声があっても全く同じ内容です。「特に重要なポイント」は太字になって強調してある部分です。
あと小テストは成績評価にどれぐらいひびきますか?
めちゃくちゃひびきます。
剰余意味という言葉の意味がよくわかりませんでした。
「観察に還元できないもの」のことです。生理的な仕組みや遺伝子などを考えてもらうといいかもしれません。が、多分これでも完全には理解してもらうのは難しいかもしれません。さらに理解してもらうには、引用されている渡邊 (1995) の論文などを読む必要があります。
名称独占が出てくるところで、それが中身が業務独占と違うというところが良く分からなかったです。
これはGoogle検索すればすぐ分かると思います。名称独占というのは、その業務は誰がやってもいいけれど「その資格を名乗るのは資格を持っている人だけ」ということです。業務独占は名前だけじゃなくて業務の内容も独占しています。医者以外の人が医療行為をしたらだめですよね?
“いつ、どんな状況でも内向的な⼈はしゃべらないとしたら (通状況的⼀貫性)、内向性によって「しゃべらない」という⾏動を説明することはトートロジーとは⾔えなくなる。”というところの意味がよくわかりませんでした。
これは性格心理学のところで理解してもらえるかもしれません。
プリントで説明されていることは何となく理解はできるのですが、説明しろと言われると難しく、何度もプリントを見直しながらでないと理解しづらいです。何というか、哲学を勉強しているときと同じような混乱があります。
もちろんです。簡単なものではありません。僕も分からなくて何度も書き直しています。
心理学の勉強は音声がついていないと頭に入ってきづらいのかもしれません。
少なくとも僕はこれまで20年は心理学を教えていますが、音声で伝えてもリアクションペイパーには真逆のことを書く学生がたくさんいました。今回のリアクションペイパーを読む限り、むしろこれまでの学生さんより音声のないみなさんのほうがよりすばらしい感想を書いてくれています (分かりやすい、と書かれてあるものはほとんど取り上げていないので、ここに書かれてあるのは分からない、というものが多いですが)。むしろ音声で「わかった気になる」ことのほうが危ないと思います。がんばりましょう。文字こそ学問。
初めての授業だったため専門的な言葉が出てきて理解しにくかった。
最後まで専門的な言葉だらけです。溺れないでついてきてください。
結局心理学を学んだら何が出来るのかがわかりませんでした。
人の行動を客観的に見る方法を身につけることができます。自分の行動も。
帰無仮説について書いてある220の一部が下の線だけで文字が表示されなかったです。
あれ、こちらでは表示できます。220行は「という帰無仮説 (null hypothesis) が棄却され、療法Aの方がBよりも効果が」と書いてあります。PDFをダウンロードしてから読んでみてください。
傾性概念と仮説的構成概念の違いがはっきりと分かりませんでした。
傾性概念はただの言い換え、仮説的構成概念は原因の情報が含まれていてちゃんとした説明になっている概念、程度で今のところは理解しておいてください。
反証可能性も必要性がよくわからなかった。
反証する方法が提供されていなければ、他の人が確認できないからです。小保方さんの実験が再現できないことが分かったのは、反証可能性があったからです。
心理学を通じて、最終目標は何なのか知りたい。
「行動の予測と制御」です。
一回につきページ数が多く感じ、もう少し減らしてほしい。
それについて異論は認めない。むしろ少ない。
資料と教科書のどこがリンクしているのかが分かりません。
これは今回の授業資料の課題の一つなのですが、今からその作業をするのは難しいので、まず教科書を読んでから、その内容を踏まえた上で授業内容の資料を読むようにしてください。リンクが十分ではない、という問題点については理解しています。すみません。
心理学とは簡単に言うとどうゆうものか。。
簡単にはゆえないのが心理学なのだ。。
最近テレビでよく見るDaiGoさんのメンタリズムを見てとても面白いと思いました。心理学はそれに近いものだと思って興味を持ちました。
僕はテレビを見ない世間知らずのため、それを見たことがなくどんなものか分からないから今度教えてほしい。
全体の内容は自分なりにまとめて理解することが出来ました。とても分かりやすかったです。
これはとても優秀。
動画で授業をしてほしいです。
今回も小テストができないくらい通信容量が厳しい学生がいました。そういう中で動画授業を行うことはできません。少なくとも、喋る内容は今回の資料に全部書いてあります。単なるすかすかの「パワポ資料」とは違うので、読んでください。なお、数名、動画がよいという学生がいましたが、圧倒的に少数派です。
帰無仮説についてあまり理解できませんでした。
「差がない」とか「関係がない」という仮説のことです。研究者はふつう、「差がある」とか「関係がある」という仮説を持って研究をしますが、雑に言うと、とりあえず、それと逆の仮説のことだと思ってください。
動くものすべて心理学の対象と書かれてましたが、それはスポーツでも使われているのでしょうか?例えば野球の配給を読むなど。
野球の配球を読むのも、もちろん心理学の研究テーマとすることができます。測定可能なものは全て研究対象にできます。
210行目、反証可能性の「仮説を立てた上で反証可能な実験や調査といった手法によって検証する必要がある」という部分の「仮説」は、帰無仮説の事なのでしょうか。その部分が良く分からなかったので質問させていただきます。
その仮説は「帰無仮説」(差がない/関係がない) ではなく、「対立仮説」(差がある/関係がある) のことです。いいポイントを質問してくれました。
大事なグラフや語は色をつけてもらえると、分かりやすくて助かります。
心の目で見ると色を感じることができる。
最後に聞きたいですがこの授業はいつもこのような形で行われますか?
そうです。いつもこのような形で行われます。傾性概念が難しかったようですが、これはちょっとしょうがないかもしれません。この質問コーナーでもお答えしてあります。
これからの授業もmoodleが主体ですか?
そうです、これからもmoodleが主体です。ギガにやさしい授業を心がけています。
今回の小テストは、Moodle上の資料と「心理学入門」のはじめにを勉強すれば解ける問題ですか?
そうです。すべての小テストは基本的にPDFファイルで答えられるはずです。ただ、いきなりPDFファイルは難しいかもしれないので、平易な教科書を指定してあります。
帰無仮説とは、数学でいう背理法の初めに仮説する矛盾の命題のようなものなのか。
そうです。いい理解ですね。帰無仮説が棄却されたら、対立仮説 (研究者の立てた仮説) が「間違っているとは言えない」ということになる、という話です。
PDF資料の内容は教科書の内容より難しいと思います。時々PDF資料の単語や文が理解できない、その状況で小テストに答えることができますか?
できれば理解してから答えてほしいけれど、理解できなければ、小テストで分かるところだけでも答えてください。100%理解するのは難しいと思います。小テストの時間設定が短すぎて多くの学生のみなさんに苦痛を強いることになりました。申し訳ございません、大変反省しています。ストレスで髪の毛が抜けるほどだったので、これで許してください。小テストは2回チャレンジするようにして、時間も伸ばしました。2回目の授業以降は、時間は伸ばしますが、1回だけのチャレンジです。
分からなかったことはありませんが、心理学で平均的でない人を対象にする方法がないのか気になりました。
個別化の心理学はそのうち流行になると思っているのですが、なかなかなりませんね。次のパラダイムシフトがあるとすればこれだと思っているのですが。
生協に指定の教科書を注文しましたが、在庫切れで届きませんでした。コロナの影響で出版元の動きも遅く、すぐに入荷できないそうです。授業で教科書をがっつり使うことはありますか?
がっつりは使いません。ただ、教科書を読んでから僕の資料を読んだ方が理解はしやすいと思います。とりあえず2回目までの分はスクリーンショットをアップロードしました。これで対応をお願いします。
強いて言えば心理学の仕事についてですが様々な場面で社会に心理学が生かされている中、私が就活する半導体業界では心理学は少しでも必要とされるのか、あるいは役に立つのかというのが気になったてんであります。
どんな業界でも人間が働いている以上、心理学の知識は役に立ちます。頑張って勉強しましょう。
高校の間に習わなかったことに興味がでるというのはなんとなく理解ができるのですが、その理由がわかりませんでした。
みんな基本的に勉強が嫌いだからです。勉強させられたものは嫌いになります。特に評価がかかわるような勉強をさせられると。
また、教科書の在庫に関して困っていたためメールでkindleのことについて送っていただきとても助かりました。
教科書が入手できていない、という情報が分からず、当然全員持っているものだと思っていたのはこちらのミスでした。とりあえず手に入るまではスクリーンショットで対応したいと思います。ちょっと読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。
ロボットを心理学の対象にする時は何を見たり調べたりするのでしょうか?
もし、ヒトと区別のできないようなロボットができたら、心理学の目的の一つは達成できたことになるのだと思います。
インターネットなどでよく恋愛心理学というのを見かけるのですが、これを実際に研究している研究者の人はいるのですか?
社会心理学とか進化心理学の領域では恋愛の研究をしている方がいます。
通状況的一貫性で語られる要素が人間にはあるのかと非常に疑問に思っております。今後授業で取り扱われるでしょうか。
性格心理学で学びます。
資料の220行目の”帰無仮説”はなぜ棄却されるのですか?
これは「棄却されたとしたら」という文章です。つまり、AとBの間に「差がない」ということはなさそうだ (= 帰無仮説が棄却されそうだ) ということになれば、という話です。
(哲学から心理学へと〈内部〉を忘れる歴史としての心理学史)の部分がよく分からなかった
これは認知心理学、学習心理学、心理学史あたりを勉強して最終的に理解してもらえたらいいなと思っています。まだいいです。
moodleの小テストは一度先に進んでしまうと後には戻れない仕様なのですか?
そう設定してあります。後は振り返らないでがんばりましょう。
資料6ページ目の前半に書かれた仮説的構成概念の解説がよくわからなかった。例に挙げられている、「内向遺伝子」や、それに関する理論などがが、内的過程であり、内的過程というのは剰余意味のことになるのでしょうか?
その通りです。内的過程が想定できれば剰余意味があるということになります。
心理学とは科学であり、科学でない心理学は心理学ではない。○か✖️かというような問題がありましたが、レジュメには、「科学こそが心理学であると考えるのが一般的である」、「文学や哲学はそもそも科学ではない学問」という二文があり、少し困惑しました。
「一般的」の解釈の違いですね。これはちょっとトリッキーな問題 (悪問) だったかもしれません。
最後に要望で二回目からもリアクションペーパーの提出を1週間にしてほしいです。
これは最初そうしようとしていたのですが、そうすると、次の授業内容を教えている週になるまでリアクションペイパーが集まらず、こちらも質問への対応ができないので、3日間に限定することにします。通常の授業ではその日に回収しているものなので、それでも結構長いです。それほど長文を書かなくても大丈夫です。
質問としては、上記のことと自分自身もともと心理学に興味があったのですが、心理カウンセラーになるにはどういった経歴、もしくはどのような資格がいるのか教えていただきたいです。
今だと心理学科を出て大学院に進み、公認心理師の資格を取るのが一番です。
要望としては細かいところになるんですが、レジュメに少しなり色があったほうが見やすいと思います。
すみません、色はないです。PDFに色を塗れるしくみがあるので、自分でやってみてください。
細目レベルというのがありますがよんでおいたほうがいいですか?
そこは最初に読んでください。授業で何がやるかが書かれてあります。これを読んでからPDF資料を見ると理解度が上がるはずです。
資料が文字ばかりで難しいので、もう少し図や動画などがあればいいと思う。
これからも全資料文字だらけです。「分かったつもりにならない」ためにこうしてあります。文字に向き合ってください。
なぜ心理学は高校までに習わないのかということも疑問に思いました。
心理学者に政治力がないからではないかと思います。
授業で分からなかったことは、トートロジーとはどういうものなのか、ということです。
同義反復のことです。例えば「なぜ学校には制服を着ていかないといけないの?」という問いに対して「それは規則だから」という回答はトートロジーです。そういう規則があるのはなぜかを聞いているのに、「そういう規則があるから、規則がある」と答えているからです。
授業で学ぶ心理学は演習などを除けば,ほとんどが実験心理学あるいは非常にマニュアル化された心理学であるという認識は正しいですか。
ちょっとその「マニュアル化された」ということの意味が分かりませんが、方法がある程度決まっている、という意味ではある程度マニュアル化されているのがふつうでしょうね。
教科書がなくてもこの授業は、moodleに表示される説明で小テストにこたえることができますか?
できなくはないです。ただ、教科書を読まずにいきなり僕の自作PDF資料だけだと難しいような気がします。分かるようには書いているつもりなので、読むのが得意な人だといけるかもしれません。教科書はあった方がいいですが (いい本だし)。
国家公務員を進路の視野に入れているのですが、どのような心理学を勉強をしたらいいのでしょうか。
心理学全体を薄く広く学んでください。
教師を目指すうえでたくさんの生徒の気持ちを理解でき相手から信用されるような人になりたいと思っていますが、思っていても実際に詳しく学んだことがなく知識などがないので深くわかりません。
いろんな生徒がいること、それぞれ全然異なるバックグラウンドで育っていること、場合によっては障害を持った子もいることなど、多様性を考えることのできる教師になるというのがたいせつだと思います。そのうえで心理学がお役に立てると思います。
行動を対象とするということはこの世界に存在するもの全てが心理学という学問に対応するのですか?
これは「この世界に存在するもの」の意味が分からないと答えられないと思います。心理学者が見られるものだけが「存在」するわけではないと思います。
二回目の小テストで前回から変更した所ですが、何故か日本語をキーボードで打つことができなかったのでローマ字打ちになっています。すみません。
これ、自動採点なので不正解になってしまいます。日本語入力できるようにしておいてください。
「概念は傾性概念 (disposition concept) と仮説的構成概念 (hypothetical construct) ないし理論的構成概念 (theoretical construct) からなる (渡邊, 1995: 1 頁)。」とありましたが、心理概念はこれらのうちいづれかを内包しているということでしょうか?また、複数を内包しているということでしょうか?
「心的概念」というのは、傾性概念あるいは仮説的構成概念 (理論的構成概念) のことです。
反証可能性の科学とは仮説の正当性を増すためを目的として反証が起きそうな検証をするということなのか?
「起きそうな」ではなく、「反証できるような仕組みで」研究をするということです。他の人が「お前は間違えている」と示すことができる (データを取れる) 方法で研究をするということです。
この資料で、色々と学んだが反証を反証されることはあるのだろうか。
科学は反証の繰り返しです。研究をして、反証されて、それにさらに反論して、科学は進展します。
アンダーラインが引かれている言葉がテストに出たりするような知識だったりするのですか?
勘がいいですね、その通りです。そこは特に大事な用語です。
統計的情報はあまり意味がないと分かっているのになぜ世の中には統計的情報を信用しすぎる人が多いのか。
意味はあるのです。例えば政策を決めるときには統計的情報は役に立ちます。ただ、目の前の人の行動を予測するときには必ずしも役に立たたないという話です。
反証可能性とは、科学であらわせないものはないということですか?
そうではなくて、「誰でも材料を集めたらその主張に反論できる」ということです。例えば「女性の方が運転がうまい」というデータをある人が出したとします。その測定の仕方が公開されていれば「いや、そんなことはない」と別のデータを出してそれに反論できます。
人間以外にも動物やロボットが心理学の対象となる可能性があることが分かったが、植物は対象になるかどうか。
なるかな……あまりそういう研究は知りませんが。
いつか100%の薬や療法が現れる可能性があるのか?ということ。
「100%の薬」というのはどういうことかをまず考えるところから始めないといけません。