学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
自分が思っている自分と測定してでたデータの中の自分が異なる場合はどういうことなんでしょうか?
「自分が思っている自分」は、「理想自己」に近いのかもしれない。客観的な方法で取られたデータなら、そちらのほうを採用すべきだね。
どうして被験者という言葉が使われなくなったのですか?
多分倫理的な配慮から。もともと英語ではsubjectといっていたので、「研究の対象物」のような、そういう印象のある言葉だからということだろう。だからといって「実験参加者」にすればいいというものでもないと思うが (基本的にこの手の「言葉狩り」的な流れは嫌い)。
自己概念はいまいちピンときませんでした。
ちょっと説明が足りなかったようなので、授業の最初に復習をする予定。
大学の先生は授業中、1人の教授と複数の学生という構図になりますが、その時は個人的アイデンティティが強くなっているのでしょうか。また、孤独感を感じたりはないですか?
必ずしも個人的アイデンティティが強くなるわけでもない。「教員と学生」という視点で見るときは社会的アイデンティティなので。孤独感を感じるのは、かんでしまって学生の視線が冷たいとき、おもしろいと思っていたネタが滑ったとき。だから、多少つまらなくても笑ってください。
ムードルのやり方がいまだに分かりません。登録ってどうやるんですか?
どこまでやって何が分からないのか教えてくれないとアドヴァイスできないよ。とりあえず「言語・メディア事務室」に行ってください。登録させてもらえます。
(Who am I? テストについて) なぜ「20コ」なんでしょうか? 先生ならどんなことを書きますか?
特に「20」という数字に意味があるとは思えないが、少なすぎても多すぎてもよく分からない、ということだろう。いま、一番最初に思い浮かんだのが「私は鈴木杏樹が好きである」なのだけど、なんでだよって感じ……。
“人格特性項目”によるテストは、ちまたに転がっている性格テストのようなものですか?
かなり違う。ちゃんとしたテスト類は実験棟管理室にあるので、行けば見せてもらえるかな?
なぜ学内全部に無線ラン通っていないのでしょうか。
だよね、ふつうそう思うでしょう? 大学にアンケートなどで意見を言う機会があればぜひ言って。中途半端にケチらないで全教室無線LAN化するべき (もちろん、OSを問わなくて、iPhoneとかでもつなげられるようなもの)。
感想カードを授業の中盤くらいに配布してもらえたら、疑問や感想が浮かんだときにすぐ書けるので助かります。
なるほど!
子どもはみんな天使ではないのですか?
それはデマ。
私は変態です。
通報しました。
(心理学を学ぶと) 疑問も増える一方です。
それはちゃんと勉強をしている証拠。分からないことはどんどん増えるのが普通。
(仮説に) 反対するような行動をとろうとするのも要求特性といえるのでしょうか?
言える。同じこと。
他にも私たちが因果関係があると思い込んでいるものってありますか?
いろいろあるんだけど、なんか思い浮かばない……。何か、因果関係があると思っているものをリストアップしてくれれば、チェックできるんだけど。