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「心理学概論I 2016」の感想 (26 Apr, 2016)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。何も書かないで提出しているひとがいるけれど、このリアクションペイパーへの回答は授業の一部なのだということが分かっているのだろうか。
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「心理学概論I 2016」の感想 (12 Apr, 2016)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。前期最初の授業。半年間の研究休暇が明けて最初の講義スタイルの授業で、すっかりくたびれてしまった。最初の授業で書かせたのは「『心理学』は何をする学問か? 箇条書きでよいので、できるだけたくさん挙げてください」。
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Coffee

イギリスで日本人が想像するいわゆる「ふつうのコーヒー」を頼むにはどうしたらよいか、というのは悩みの種のひとつ。面倒くさいのでカプチーノを頼んだりするのだが、ふつうカプチーノはちょっと高い。
Americano
家の近くのカフェで頼むと、カプチーノは£1.75だが、写真のふつうのコーヒー (に近いもの) は£1.50。このふつうのコーヒー (に近いもの)  はAmericanoと呼ばれている。以下の記事によれば、これはエスプレッソをお湯で希釈したもののようだ。
Americano or Filter Coffee
では、圧を加えずドリップで抽出し、希釈していないふつうのコーヒーはどう頼むかといえば、どうやらFilter Coffeeと言えばよいようだ。ところが、マクドナルドにはAmericanoもFilterもなく、Black Coffeeというやはりふつうのコーヒー (に近いもの) がある。何がBlackなのかといえば、White (ミルク入り) ではないという意味でBlackと言うようだ。これがどう抽出しているのかは分からない。
近くのカフェにもFilter Coffeeはない。レディングの中心部にあるおいしいコーヒー屋さんだとFileter Coffeeがある。イギリスやヨーロッパ本土ではコーヒーというのは基本的に圧を加えて抽出するのが主流なのかもしれない (裏は取っていない)。

冬のカビ

イギリスは乾燥していると漠然と思っていたが、全く間違いだった。もちろん夏場はからっとしているが、冬は常に湿度が80%を超え、毎日のように冷たい雨が降る。通気性の悪いレンガの家は当然のように結露する。
結露
その結果、黒いカビが北側の部屋を中心に発生することになる。昼間はほとんど窓を開けているが、それでもカビの発生を防ぐことはできず、たまに壁を拭かないといけない。当然クローゼットの中も要注意。家によってはカビがあまり発生しない場合もあるようなので、イギリスで家を借りるときにはこのことをよく気をつけたほうがいい。

ある変数が特定の値を取るオブザベーションの削除

実験や調査のデータを心理学徒がいじっていて、よく遭遇するのがこの場面。「年収を不明と回答している者を除いて分析してみたい」みたいな状況。以下のように新たにデータフレームを作り直してしまおう。なお、dplyrのfilterでも同様のことができるようだが、Rの標準機能だけでやれる方法を紹介。

d02<-d01[d01$INCOME!=10,]

d01というデータフレームに収められているINCOMEという変数に年収区分の回答結果が入っているが、これが「10」の者は「不明」なので、これを除くということ。「!=」はnot equal (Cと同じ)。除いたデータフレームがd02なので、年収不明の回答者を除いた分析をしたい場合はd02データフレームに対して行えばよい。
新年あけましておめでとうございます。日本に帰りたい。

ランナバウト

ランナバウト (Roundabouts; ロータリーとも) のルールについては英国政府のサイトでご丁寧にも図で詳細な説明がある。これについてもいわゆる「出羽守」的には定番で、「ヨーロッパはランナバウトがあるから合理的」とか「車が来ていなかったら停車しなくてもいいから便利」などと言われる。わざわざ僕がブログに書くような新しい情報はない、かもしれない。
ランナバウト
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イギリスの住宅地

郊外に3ベッドルームの家を借りているが、これが高い。日本円で月の家賃が20万円以上かかる。別にものすごく広いわけではない。むしろ子どもたちは日本の家より狭いと文句を言っている。
レディング郊外の住宅地01


 
イギリスの場合、不動産の価格が下がらないから、ある程度長く住むなら買ってしまったほうがよいという話を聞いた。確かにこちらには新築物件というものがほとんどない。煉瓦か石で作るので、一度建てたら手直しをして長く住めるからか (つくりは雑だし、創意工夫というものがあらゆる箇所で感じられないが)。地震のない国は羨ましい。
他の家を見ても、特に日本より広いという感覚はない。が、住宅地の公園は馬鹿みたいに広い。
レディング郊外の住宅地02
無駄にでかい樹がたくさんあるのも気になる。木だけに。
レディング郊外の住宅地03
こんな無駄に広い芝生の公園があちこちにある。空港が近いからか飛行機雲をよく見る。が、こんなに晴れた日は冬だと10日に1日くらいしかない。鬱。
なお、日本はイギリスよりも国土面積は広いが人口は2倍もいて、しかも山と畑と水田で人が住む土地が少ない。だからといって日本の家が特別に狭いわけではなさそう。もちろんアメリカよりは狭いのだろうが、アメリカが例外なのだ。