「心理学概論I 2016」の感想 (12 Apr, 2016)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。前期最初の授業。半年間の研究休暇が明けて最初の講義スタイルの授業で、すっかりくたびれてしまった。最初の授業で書かせたのは「『心理学』は何をする学問か? 箇条書きでよいので、できるだけたくさん挙げてください」。

決して人の心が分かる学問ではない。

さすが2年生になるとこういうことが書けるようになる。さて、それでは「心」って何だろう。

心の定義を研究する

結構これはアツいと思う。ふつうは定義をしてから研究をすると考えるが、しかし研究を始める前に学問の定義などできるだろうか、という問題だと思う。定義できるということは、その対象のことが分かっていなければいけないが、研究を始める時にはその学問のことなんて何も分かっていないのがふつうだからね。さて、どう考えたらいいのだろう。

臨床心理学の中でも認知行動療法は科学的なエビデンスに基づいていると思われる。

1年生だが、結構心理学の領域について勉強をしていると思われるリアクションペイパー。僕もそういう印象を持っているけれど、例えば「ものの見方を変えて問題の解決をはかる」という認知行動療法的な考え方がなぜ出てきたか、なぜそういう考え方がいいと思われるのか、については純粋に科学だけの問題ではないように思う。

色々な条件下で人間の行動を観察し、数値化する。

確かにそれは日々心理学者がやっている仕事。

分かりやすく人間の行動を説明する事を考える。

ある行動は特定の条件下で生起するとまず理論から予測する。その上で、その行動が本当に特定の条件で生起するかを実験で確かめる。

心理学とは自分を知る為の学問であり、人間のちょっとした心の動きなどを深く追求する学問であると思う。

自分を知るという場合、いったい何が分かったら「知」ったことになると思う? 「自分を知る」ってどういうことだろう。むしろ、あなたはなぜ自分のことを「知らない」と思ってるの?

心理学は人間科学 (?) から、哲学と心理学で分かれたものときいたので、哲学がちゅうしょう的である点に対して、ろんり的 (とう計を使うし) な問題を扱うのではないか、と解しゃくしている。

まず漢字を書けるようになりましょう。書けない場合は辞書 (電話機についているものでよい) を引きましょう。なお、統計学を使うかどうかと論理的であるかどうかという問題は独立。むしろ哲学の方が論理を重視すると思うけれど。

現代社会で必要とする学問

心理学が必要とされる社会はよい社会だろうか。

どうやって人格が形成されるのか

さて、「人格」というものは本当に存在するだろうか。

植物には心はあるのでしょうか?

そこで言う「心」とは何だろう? あるいは何だと思う?

自分を見つめ直す。

それは多分心理学の仕事ではない。

メンタルケアなどにも役立つのかな。

かな。

行動などから心を推測する学問。

その「心」は「行動」とは違うのかな。

どうやっても理解しえない人の域に足を入れる……わるくないです……

そんなに構えなくても大丈夫。

地球とヒトの関係

ちょっと大きすぎるな、それは。そうではない、とも言い切れないけど。

私たちの行う行動の理由を解き明かすもの。

理由はやっている本人が分かっているのではないの? (そうでないと思うから「解き明かす」必要があるのだよね?

自分がどういう性格なのか見つめ直す。

それは個人的に見つめ直しておいてほしい。

I落として萎えたのでII死ぬ気でレポート書いたら単位もらえました。南無南無。

IIで単位が取れてIが取れないのはおかしい。断然Iが簡単!

人をしること

2年生でそれではまた再履修になる。

また中西先生の授業を受けられて光栄です……。

もう戻って来るな。