学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。
正直この授業は軽い気持ちで取ったんですが、自分にとっては好きな内容で面白かったです。
実は「軽い気持ち」で受けられないように、シラバスはかなりがしがし難しく書いたのだが、あまり効果ないのね……。
交通事故を起こしたりもしたのですが、車の運転に恐怖はないので
少しは怖がろうよ。
(鬱は) 単なる脳のバグってわけでもないですね。
「バグ」というのは、何らかのミスでプログラムが期待した通りに動かない時に使う用語なので、人間には当てはまらない (プログラムを書いた主体が存在しないので)。神様がプログラムしたというなら、それもありかもしれないが。
何故人間は異性に対して”未練”というものがあるのでしょうか。
未練は人間の適応にネガティブな影響を与えると考えているようだが、必ずしもそうではないだろう。実際によりを戻すこともあるし。
今日の内容が試験に出ないことは少し残念だった。
じゃあ追加問題で出す?
ここ最近の授業の内容がいまいち理解しにくいです。何か理解しやすい方法があればおねがいします。
読書百遍意自ずから通ず。テキストを読んで予習・復習をすれば結構理解できるようになると思う。
先日、初めて先生のブログを拝見しました。実におもしろい内容で、今までチェックしていなかったことを悔しく思いました。
眞鍋かをりのと同じくらいおもしろいよね。しかもただ。
先生は誰も天罰など信じていないと、言われましたが、では、神様とまつられている像に向かってツバをはいたりできるか?
生きている人間に向かってツバなど吐けないが、偶像なら簡単でしょ? そういえば、うちの母方の祖母は「死んでいる人間なんて怖くない。怖いのは生きている人間だ」と言っていたそうだけど。
スヌーピーは閉所恐怖症ですが、実際にその様な恐怖症は存在するのですか? あと、先生は何か恐怖症のようなものはありますか?
閉所恐怖症は存在する。僕自身はあえて言えば美人恐怖症だ。絶対美人とか紹介すんなよ! (饅頭怖い)
テストに出ないと聞いたら……耳がやる気を無くしてしまいました。
耳のせいにしてはだめ! テストのために勉強することのほうがよほどむなしいじゃない?
レポートの書き方って大学によって違うんですね。修道でも、ある先生はOKだったのに他の先生ではNGだったり
よくあること。誰にも通用するレポートは存在しない。指示にしたがって、その教員のくせを読むのがうまいレポートを書くこつ。心理学の場合、心理学会が出している「執筆・投稿の手びき (2005年改訂版)」に準拠すれば教員にけちをつけられても「だって手びきに書いてたもん」で正当化できる (教員より「手びき」の方が偉いのだ)。
今日は路面が凍結しているのにもかかわらず、駅まで自転車で行きました。
死ぬよ?
おせちの黒豆が私は大嫌いです。(中略) 黒豆がこの世からなくなることを願ってます。
うちの息子が「まめ、まめ」と喜んで食べる好物なので、それは困る。
スライドにはStivensとありましたが、教科書はStevensになっていました。
がーん。それは恥ずかしいミスを……。Stevensになおしておいて。
成人式がオールで学校で来ているのでねむたかった。
ああ、そういうひと多そうだね。成人おめでとう。
Webの資料のことですが、第1章と第3章がパスワードを入力しても見ることができませんでした。「暗号化辞書が〜」みたいな文章が出るのですが、どうすればいいですか?
Mac OS X 10.5.6とWindows XP (SP3) の両方で試してみたが、いずれも閲覧できる。Adobe Readerを最新版にして試してみてほしい。
授業がすごいスピードで進んだので、もしかしたら教科書終わるかもと楽しみです。
わざわざ買ってもらったので、なんとか最後まで行きたい。ちょっと最後はしょった感じになって申し訳ないけど。
心理学の実験に協力するだけでお金がもらえるということを初めて知りました。
誤解のないように言っておくと、お金がもらえる実験はそれほど多くない。研究費で報酬を支払うのは手続き上結構面倒なので。
(最近納豆が食べられるようになった幸せなひとのコメント) 克服ということも心理学と何か関連があるのですか?
多いに関係がある。好き嫌いは多少あっても問題ないが、恐怖症を克服するためにも多くの心理学的手法が用いられている。
親の立場から見れば、ミツバチと女王バチのように、自分の命を捨ててでも子どもを助けるのではないだろうか。
包括適応度から考えると、命を捨ててまで子どもを救うのは必ずしも割りにあわない。ただ、自分がこの先子どもを残す確率と、我が子がこの先子どもを残す確率 (と、残す子どもの数) を勘案すれば、命を捨てて我が子を助けるとう行為は理解できるかもしれない。もちろん、自分の子どもがやばい状況にあったら、何も考えずに命を捨てて救いにいくのがふつうの親だろう。子どもの命に比べれば自分の命なんてどうってことはないものだ。
(精神障害が) 医学などの発達によってこのような病気がなくなる時代がくると良いと思う。
残念ながらそういう世の中はいつまで待っても来ないだろう。これまで残っている精神病は、それなりの意味があって多分残っている。つまり、精神病をもたらす遺伝子がほかによいことをしている可能性があるのだ。
さすがに仏壇に砂をまくと、何か起こるのではいかと思ってしまう。
織田信長は父親の葬儀で位牌に向かって抹香をかけたとかいう話をどこかで聞いたが (うそかも?)、彼は天下を取ったではないか。あ、裏切られて死んだけど……。あれは罰が当たったのか?
トラウマも精神障害になるんですか?
そう。
(デブリーフィングについて) 私は嘘がとても下手なのでバレバレになるんだろうと思った。
そのため、実験の目的を知らないひとに実験者をしてもらうことがよくある。
(給食のせいで食べ物が嫌いになる現象について) 幼いころに同じものを食べすぎたためにその食べ物が嫌いになるというのは同じ現象なのでしょうか?
それは多分I先生に訊ねた方がよい質問と思うが、十分に考えられる。例えば戦時中に芋ばかり食べさせられたひとが芋を嫌いになるなんてこともよくある。心理学的には「馴化」(慣れた刺激には魅力を感じなくなる) の問題かな?
うつ病の時に渡されてのむ薬は精神を安定させるための薬になるんでしょうか?
その分野には全然詳しくないので臨床心理学や精神医学の専門家に訊いた方がよいと思う。僕が知っているのは、セロトニンという物質の再取り込みを防止して、精神を安定化させるという薬。以前のどが痛くて眠れなかったとき、精神安定剤の入った睡眠薬を処方されたことがあって、その薬を飲んでいた1週間は無駄に元気だった。中毒になりそうだった (アメリカには「プロザック」とう有名な薬があって健康なひとでもそういう薬を飲むらしいが)。
ただ。普通に考えて。クモに恐怖を感じやすいのは私たちにとって”異形”だからじゃないか
では、人間と形の似ている火星人は怖くない?
食べ物の中でも、嫌悪条件づけが成立しやすいものとしにくいものがあるのでしょうか?
申し訳ないが、知らない。その分野の権威のI先生のコメントを待ってみよう。
実験でサルに電気ショックを与えるなんてかわいそう。
あれは、人間を対象にした実験。
(遺伝について) 親が統合失調症だった場合、子どもがそうならない為の治療や方法は存在するのですか?
そういう話はあまり知らない。ここらへんは心理学専攻だとSS先生が知っているかも。統合失調症を引き起こすと考えられるリスク要因は複数あるから、それを避けることで発症する確率を下げることは理論上考えられるが……(参考資料)。
うつ病は、薬を処ほうしてもらって飲んだら、治っていくものなのでしょうか。
治る場合と治らない場合がある。
最近よく雪が降りますね!! ハーモニーロードがこおっててすべって怖かったです。
ハーモニーロードには備前焼が使われていて無駄に金がかかっているのだが、ロードヒーティングくらいしておいてほしいよね。
この前テレビで指が6本とか7本とかでうまれてくることがあるというのをやっていたんですけど、それには何か意味があるんですか?
遺伝は100%ではなくて、たまにエラーを生じる (突然変異)。それは多分多指症とかいう病気だと思うが、指が多い方のメリットが大きければ、そういう指を持つひとたちが自然淘汰の力で増えていくかもしれない。6本目の指があったら何に使おう?
この前の授業で顔は平均的であればあるほど良いものになると言っていたが、脳にもそれは当てはまるのであろうか?
脳は (優れた方向に) 偏っていたほうがいいだろう、ふつう。
子どもさんのかわい話がまた聞きたいです。
最近はBMWのミニカーを持って歩いて、「これなに? べーめーばばぶ? べんちゅ?」と言うのが好き。昨日も「がっこ (だっこ)」して寝た。
兄弟の価値 (?) は、自分の半分以下だけどな……と思いました。
かわいそう! もっと大事にしてあげて。
後半少しはやかったです。
もっとゆっくり進行したかったのだけど、少しくらいはやくてもいろいろしゃべりたくなってしまった。消化不良だっただろうなあと思う。申し訳ない。