「心理学概論」の感想 (18 Jun, 2024)

今日は進化心理学の回。ちょっと他の授業で使うためのデータを集める必要があったのでかなり爆速でしゃべって余裕を持って終わった。本当はもうちょっとゆっくり話したかったが……。その分リアクションペイパーはたくさん集まりました。

本時の授業では、進化について学習を行った。進化については、テレビやマンガ、雑誌等で『チンパンジーはいずれ人間になる』ということが紹介されており、実際に信じていたので少し驚いた。よく考えれば今回の授業内容の通りなのだが、人間という例がある以上あり得るかもしれないと思ってしまうため、そこが陥穽であると痛感することができた。

これは授業をやった甲斐がありました!

人はなぜ認知と行動を一貫させたいのかは社会心理学では説明できないと言われていましたが、いつか解明できる日が来るのかなと思いました。

理論が常識からスタートしているので、社会心理学では無理だと思っています。

最近は検査で子どもの親をすぐに証明できるようになりましたが、その場合父親の子育てに対する熱意は強くなるのか気になりました。また、代理出産のように自分では産んでいない、または自分の子ではない子を産んだ場合、どのような意識になるのか気になりました。

連れ子でもかわいいものだと思いますよ。ただ、これは相対的な話です。実子と比べた場合の話。ほとんどのケースで子どもと血のつながりがなくても親子であれば愛情を持てます。ヒトは文化的な生き物です。

食う方と食われる方との間の論争の結果、捕食獣が獲物を根こそぎたやすことは決してないとあるが、そう言う場合での絶滅もないということなのか。

決してない、というのは誤っているという話です。もしその通りだとすれば絶滅はしないはずです。

女性が見た目に気を使うのが至近要因としては自己満足で、究極要因としては子孫を残すだったとしたら、子孫を残すということが生物の目標なのだろうと感じた。しかし現代では子供が要らないという人も増えておりそれもまた進化なのかと疑問に思った。

もともと「子どもがほしい」なんて心理傾向を人は進化させていないんだと思います。「セックスしたい」という傾向は進化させたとしても。

興味深い授業でした。昔と今で美の基準が変わったことも進化心理学に入りますか? (江戸時代などではふっくらした女性が好まれたが、今では細い人の方が好まれるなど)

これは文化の話で、文化によって美醜の判断が異なることは、進化心理学だけでは説明ができません。

人が更に進化することによって男女の動機づけが逆転することはあり得るのでしょうか?

構造が変わらない限りそういうことはないでしょう。