「心理学」の感想 (17, May 2022)

認知心理学領域の2回目。判断や意思決定の話。ベイズの定理を説明するのにやはりかなりの時間を要する。

人は、善良にならなければならない。

どこの哲学者だ。これはこの授業の感想ではないよ。

そもそも、外れてしまったらその時点で確率はゼロパーになるし、当たったら100パーになる。だからあまり確率に関する話はしたくない。

確率は1施行の結果からは推定できないということです。1か0しかないから。だから分かりにくいとも言えます。自分の人生は1回限りなので。

自分を売り込む人とは具体的にはどのような人を指すのでしょうか。

3囚人のジレンマと囚人のジレンマは全く違うものなのでしょうか。囚人のジレンマは他の講義で何度か聞いたことがあったため、少し気になりました。

1つ目の質問はこの授業で扱った三段論法の前提部分ですが、これがどういう人かはこの問題にはほとんど関係がありません (この前提を作ったわれわれもどういう人かということは全く考えずに作っています)。2つ目の授業の質問に関して、これらは全く別の問題です。社会心理学のところで囚人のジレンマは出てくるので、そのときまでこの話を覚えておいてください。

ある授業で、「偏見や先入観のない生き方をすべきだ!」ということを聞いたのですが、そんなことをしたら人間の頭はシステム2だけになってオーバーヒートしてしまうよと思いました。人間ヒューリスティックスやバイアスはあってもいいんじゃないかと思ったのですが、先生はどう考えますか?

先生は出どころ不明の4630万円が自分の口座に振り込まれていたらどうしますか?

1つ目の質問、「偏見や先入観のない生き方」はそれはそれで問題です。そういう認知がわれわれの日常生活には必要なのです。しかし、自分が偏見や先入観の塊であることは認識する必要があります。わかっていれば防ぐことができる問題もあるでしょう。出どころ不明の4630万円は即座にビットコインにします。今値下がりしているのでお得です。

優しい美人に養われたいです。

優しい美人が養いたいと思うのはどういう人か。一晩考えてほしい。

理解しずらいと感じた。

これはよく間違える人がいるので注意してほしいのだが、「しずらい」ではなく「しづらい」です。

プロスペクト理論でAを100%8万円貰えると定義し、Bを85%10万円貰え、15%で0円貰えると定義した時に無限回行うと期待値はBの方が上だとわかりましたが、1回しか行わない時、Aを選ぶ人が多くなる気がします。プロスペクト理論では、無限回行うというのが、必須条件になるのでしょうか?

1回限りであろうと無限回であろうと、期待値の高い方を選ぶべきですが、ここにの判断には「確実性」に価値を置かないという前提があることに注意が必要だと思います。「確実な8万円」と「80%の確率でもらえる10万円」は同じ期待値ですが、価値は全く異なりますよね。ある一定以上の金額であれば確実性の価値が高まるのだと思います。なぜかはまた議論が必要ですが。

プロスペクト理論はソシャゲのガチャ要素的な話にも繋げられるのでしょうか? またこれを応用した詐欺とかもありそうだなと思いましたがどうでしょうか?

ギャンブラーの誤謬とか学習の強化スケジュールの話とは関係するでしょうね。運営側はみんなが引きたくなるような確率で出しているのだと思います。注意が必要。