後期末授業アンケートの結果 (2009年度)

遅くなったが、2009年度授業アンケート結果の反省。

対象科目は、教養講義 (進化と人間行動)、演習II、心理学実習IV、演習IV、心理学外国語文献、卒業研究の6科目。例年通り、「13. 授業は全体として満足した」(満足度) の項目 (3点がない5段階評価) の平均 (前の記事でも書いたが、等間隔でないのに平均してるぼけな採点法を本学では採用している) を見てみよう。

4年生対象の演習IVと卒業研究はいずれも5.0。履修者数は10名で、全員が満足していたようだ (回答者数はいずれも9名)。

3年生のゼミ (10名) は残念ながら5.0ではない。演習II (回答者数9名) では、平均が4.8で、2名が「ややそう思う」につけている。「実習と平行 (ママ) しながらの授業だったので、演習の発表と実習の発表がかぶるのがしんどかったので改善してほしい」とある。しかし、演習の発表は、後期授業が始まるときに割り振ってあるので、その準備は事前にできるはず。「前半の人だけ発表回数が多いのが不公平だと思います」に関しては、確かにそうかもしれない。つまり、前半のひとだけ得をしている。まさか、「発表回数が多いと損」とか思ってないよね? 心理学実習IVは、平均4.7で、3名が「ややそう思う」。自由記述は特にない。

教養講義 (進化と人間行動) は履修者数190名、回答者数105名 (去年はそれぞれ190名、104名で、驚くほど一致している)。満足度平均は4.6 (去年は4.3なので、大幅アップ) で、「あまりそう思わない」が3名いる。「改善してほしいところ」には「声が小さくて、前の方にすわっていてもききとりづらいことがあった」(これはマイクの調子が一時期悪かったため)、「出席点をもう少し高くしてほしかった」、「スライドの内容がすべて箇条書きで、文章のつながりや、流れが分かりにくかったことがありました」、「わりと新しい携帯なのに、携帯からは授業のスライドは容量オーバーで見れませんでした」(黙ってiPhone買え)、「教科書はあまりいらないのでは」(今度からスライドの手抜くかな……)、「先生が授業に遅こくすること」(……ごめんなさい、研究室に忘れ物して取りに行ったことが数回)、など。スライドをWebサイトに載せたことや、私語を注意すること、出席カードの内容にコメントすることなどに高い評価を受けている。

さて、心理学外国語文献 (01クラス) は、去年からMoodleを導入している。去年はなんと3.9というひどい得点だったが、今年は……4.5! 何が違うかといえば、フィードバックにかける時間をかなり大幅に増やしたところ。その分練習問題の時間を減らしたが、その方が学生には吸収しやすかったようだ。