年度始めの恒例作業

本学には「修大基礎講座」という1年生向け全学必修の授業がある。とはいえ、全学でやることが全て決まっているわけではない。部局が担当する半分は基本的に全学共通 (学習支援センターや図書館や学生センターやキャリアセンターが担当する) だが、残り半分の教員担当部分は学科に任されている (この授業については本当に言いたいことがたくさんあるのだが、それはまた別の話)。
その学科に任されている部分の1回分を使って学生に付与されたメイルの読み方や本学で採用している学習管理システムMoodleの使い方を説明したりするのが僕の役割である。これまでは情報処理入門等である程度PCの使い方に慣れた学生を相手にしていたが、今年度から日程の関係で入学直後の学生を対象にすることになり、ひどく苦労した。

まず、Windowsへのログインに初回は異常に時間がかかる。内部でユーザーを作成しているのだろうか。全員がログインし終わるまでに20分くらいかかった (アカウントのパスワードが分からず取りに行かせた子もいたので、実際にログインにそれだけかかったわけではない)。そもそもネットワークブートだからか起動が早いわけではないシステムだが、こんなに時間がかかったのは初回だからだろう (そう信じたい)。
また、学生に付与されているメイルアカウントはGmailを利用しているのだが、これの設定がまた一筋縄ではいかない。大学のポータルサイトからGmailパスワード設定というのをやらなければPOPやIMAPでメイルを取り込めないのだが、このパスワード設定に骨が折れる。ポリシーに合致しないと言われてなかなか設定できない学生が複数名出てくるのだ。前回ブログに書いたモバイルデータ通信の設定にまつわるトラブルもあった。
その上、僕の責任外で今年度は複数のトラブルが発生し、とにかく初回は2つあるクラスのいずれも全く時間がなくて昼休みにまで作業が突入してしまった。全く学生に申し訳ないことをした。
それでもなんとかほぼ全員が自前のスマートフォンで大学のメイルを読めるようには設定できたと思うが、来年度はもう少しやり方を工夫しなければなるまい。やれやれ。