「心理学概論I 2017」の感想 (11 July, 2017)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。

ネアンデルタール人をホモ・サピエンスが滅ぼしたと言うことでしょうか。それとも環境に適応できなくなったからでしょうか。

これは、「勝手に滅んだのか」「戦争の結果破れたのか」どっちなのかという問いだと解釈した。分からない。けど、きっと争いはあったよね。自分たちと似ているけれど、ちょっと違う存在って、絶好の戦争相手でしょう。われわれは人種が違うだけでいがみ合うんだから。

自分もその博物館に行ってみたいと思いました。どこにあるんですか。

ロンドンのハイドパークの南、地下鉄サウスケンジントン駅 (Circle, District, Piccadillyの各線) から歩いてすぐ (博物館は無料)。となりにあるVictoria and Albert Museumもどうぞ。

今から数百万年先には、ホモ・サピエンスはまた別々の人類に進化しているのでしょうか。

どう思う? どんな条件があれば枝分かれすると思う?

先生は日焼けされましたね。

別にイギリスで遊んで来たわけではないのだが、出張に行くと外を歩くことが多く、また、この季節のイギリスはよく日が照っているので…… (子ども用の日焼け止めクリームはしてたんだけど)。

進化の最先端に在る現代の人類でも科学技術を駆使して文化的な生活を営むものからジャングルの奥地で原始人のような暮らしを送っているものまで多様な差異が見られるのは太古からの延長線上に居る人類が時間を経て各々の道を進み続けた結果、更に個性に磨きがかかったからなのではないかと感じます。

となると、生活をどんどん変えて近代的な文明を進歩させていった人たちとそうでない人たちの違いがどこにあるのかが気になる。

歴史の授業で、高校の先生が補足的な話で、集団生活 (コミュニティ) で生活するようになるとけがをしている人? に食料を分け与えている痕跡がそのケガをした人? の骨の周辺で見つかったりしていた (縄文時代ごろ) と言っていたのを思い出した。

放っておくとかなり若くに亡くなってしまう病気でも、結構長生きしていたから、きっと病気の人も助けて暮らしていたんだろうと推測されているね。高校の先生が言っていたことを覚えていたのはすばらしい。