「集団力学2009」の感想 (18 July, 2009)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。

この日は土曜日なのだが、文科省のせいで (授業時間を15時間確保しなければならないという無茶な?指導のために)、月曜日の授業をしなければならない。試験範囲は既に終わっているので、ヴィデオ録画した番組を2本見てもらった。1本目は「サイエンスZERO」から「表情に隠された進化の道」、2本目は「爆笑問題のニッポンの教養」から「ヒトと殺しと男と女」

どれだけ友好的なことを言っていても、相手の目が笑っていなかったりするとこっちもいい気持ちはしないし

ところが、「目」が笑っているかどうかを気にするのは日本人の特徴で、西洋人はむしろ口元が気になるらしいよ。日本でよく使われている顔文字は (^^ だけど、西洋では 😀 なんてのがよく使われている、なんてのも関係するとかしないとか。

サルは声ではなく主に表情から情報を受けとるというのは初めて知りました。声の方が遠距離でも伝達できるように思うのですが何故でしょう……。

なぜだろう。一つは、表情は簡単には真似できず、正直なシグナルとして使えるから、ということがあるのかもしれない。

前に他のドラマ番組では、ほほえみのキゲンになったのはイカクの表情だと言って、それについて説明していました。

同じようなことを書いてくれたひとが他にもいた。立派な犬歯があるかないか、という問題じゃないかという話を聞いたことがある。人間は犬歯を見せても威嚇にならないけど、犬なら威嚇になるよね?

男の根付いた本能であると言えども人間は殺しをしてしまう動物なんだというのはとてもさびしい気がする。

むしろ、みんな仲良く楽しくやっているばかりの生活が人間の本質だとしたら、そちらのほうがむしろ気持ちが悪いと思うが、どうか。