学生時代は大学の行事に教官が出席するなどとても考えられないことだった。そんな行事に出席している暇があったら新しい実験の準備をしたり論文を1本でも読んでいたほうがよほど生産的だ。ところが、そういう「常識」は今では全く通用しない。教員評価に行事への参加状況が反映されるからだ。もちろん、教員評価は多次元的なもので、論文を書いたかとか、学会で発表したかとか、大学教員の本来の仕事も評価するようにはなってはいるが、「natureに論文1本出たから行事なんて参加しなくても何も言われない」ということにはならない (残念ながら、natureにもscienceにもPNASにも、論文が掲載される可能性は現在も近い将来も、多分遠い将来も極めて低いが)。
写真は今日の桜。SONYのDSC-T30という一昔前のコンパクトデジカメだが、マクロモードにして寄ればこういういい感じのボケを実現できる。