3年の演習で読んだ論文 (27/11/2019)

Kause A, Vitouch O, Glück J (2018). How selfish is a thirsty man? A pilot study on comparing sharing behavior with primary and secondary rewards. PLOS ONE 13(8): e0201358. doi: 10.1371/journal.pone.0201358

スピンバイクを使い、喉が渇いた状況に実験参加者を置き、水を他の参加者と分けるかどうかを独裁者ゲームの枠組みを使って調べた実験研究。お金に比べて、水の分配量が多いことがわかった。また、運動量と連動しない形で得られたお金はよく分配されるが、水に関しては運動量と連動しようがしまいが、違いはないことが分かった。

Ohtsubo, Y. & Watanabe, E. (2013). Unintentional unfair behavior promotes charitable donation. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 4 (1), 1-4. doi: 10.5178/lebs.2013.24

独裁者ゲームの修正版を利用。分配者はカードを引いて偶然 (実際には操作されている) に不公平な分配か公平な分配を行う。(意図しない) 不公平な分配をした場合に、慈善団体への寄付額が高まることが明らかになった。