「集団力学2011」の感想 (7 June, 2011)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。

独裁者ゲームで、相手が何も情報を知らないときと知っているときでは、20%程も差はあったが、むしろ、知らされていない状況で、40%もの人が半分渡していたことにおどろきました。

実は僕も意外に思っていたのだ。本当なのかなあ。自分で独裁者ゲームやったことがないので、今度やってみるかな。

独裁者ゲームで、「人の目の絵」があると、お金を公平に分ける率が上がるとなっていましたが、これは、人の目、周りの評判を気にしやすいというイメージのある日本人は、差が大きくなるような気がしました。確か文化心理学でそういうのがあったような。

いいポイントだね。文化差はどうなのかなあ。でも、この「目があると協力率上がる」って、実は僕アーティファクとじゃないかと (実験設定の不自然さによるものかと) 思ってるんだ。実際、以前学会発表で、目の絵を変えたら効果がなくなるって発表があったし、あの変な目だからじゃないかと思う。あまり信じてはいけないと思う。

そもそも文化が違うので、差が出るのはあたりまえだと思います。

いいえ、それは間違い。「文化が違う」という場合に、いったいどういうところが違うのか、どういう社会環境が異なる文化を生み出しているのか、ということを調べているのだから。「文化が違うから」という説明は、「じゃあどう違うのか」「なぜ違うのか」という問いをさらに生み出すので、満足できる説明ではない。

北海道大の実験室が出ていた。広くてキレイで部屋数も多いように感じた。

あそこは社会心理学の実験をやるなら世界でトップレヴェル。でも、実際は結構汚い……。

先生は900円の実験だったらうくらで分けあいますか?

独裁者ゲームなら、もちろん、自分が900円、相手は0円。匿名性が保たれるんなら、相手に渡る理由はないよね。ゲーム理論を扱う社会心理学者とは付き合わないほうがいい。

100円をそれぞれ提供しあえば、総合金額が増える。同じグループなら、そのような利益を求めそうだが、人間は別のグループとも高め合っていくものだとも思う (例えば交易)。つまり、全体の利益を求めようとする力がはたらいているとは言えないのでしょうか?

問題は、それがどう自己利益につながるか、ということ。自己利益につながることであれば、結果として他者と協調する。

授業にあまり出席してなさすぎて良くわからなかった。

既に説明しているけれど、5回欠席したら単位はもらえないよ?

優しそうな目とキツそうな目ではまた結果は変わってくるのでしょうか?

多分変わるはずだし、そういう研究もあったから、僕はあまり信じていない。

(4枚カード問題) カードのうち、「7」を選ぶのが何故なのか理解できませんでした。

母音の裏には偶数がなければいけない。なので、もし、7の裏に母音があったらそのルールを破っていることになるよね?

目が見えないくせに! と言った場合、言われた本人のみにそれを批判する権利があるということでしたが、第3者である親には権利はないのでしょうか。

親は第3者ではないよ。「うちの子になんてこと言うんだ」という権利は当然あるよね。

NHKアナウンサー好きとして朝から山田賢治アナウンサーを見る事ができ、大幅にテンションが上がりました。

NHK好きとしてうれしく思います。

独裁者ゲームで自分よりも他者へお金を多く提供する人がいるなら、どういった意図を持って与えるのでしょうか?

どのくらいいるんだろうね? 利他的な人なんだろうけど、調べてみないと分からない。

もうずく (原文ママ) 20歳になるんですが、年金は払ったほうがいいんですか?

それは僕が答えることじゃないよね。

先生はAPPLE社の何なんですか?

まわし者に決まってるでしょ。

中西先生が戦争をなくそうとしているなんて少し意外でした。

別に戦争をなくすために研究をしているわけじゃないよ (多分なくせないし)。でも、不断の研究が必要。難しいと分かっていても。

「コミュニケーション能力」より「女子力」です。僕は。

「女子力」ってすごいよね。「エビオス嬢」でググってみて。

協力の概念が刷り込まれる以前の段階で、なぜ、協力した方がいいという考えが得になると班dなできたのでしょうか。

教育しなくても、進化的にそうなっている、という考え方もできるよね。

「たいていの人は信じられる」の調査結果によると、日本の割合がとても低かったです。これはよそものを排斥することと関係ありますか?

あるだろうね。仲のいい人とか仲間のことしか信じないということでしょう。

以前ある授業でゆとり教育についてある先生が説明していた時、昔は最近のような態度の悪い生徒はいなかった、昔は良かったという風なことを言っていた

修道大学の偏差値がいまより高かった時代は、多分そうだっただろうと思う。でも、一般化はできないでしょう。大学進学率が上がっていることが、その説明として最も妥当なはず。ゆとり教育のせいではない。

番組内に出てきた北海道大学大学院の人は中西先生の先生だった人ですか?

すごくお世話になっているけど、直接の指導教官ではない。

人間そのものが嫌いな人も、他者への心理が低い人と同じように、人を見る目が無いのでしょうか?

人間が嫌いというのはどういうことだろう? もう少し具体的にどういうことか教えてー。

修道大学に比べると、番組の中に出てきた大学の方が実験をするのに適した設備が整っているように見え、少しうらやましかったです。

全くその通り。あそこは社会心理学者ばかりが集まっていて、研究費も潤沢に持ってこられる能力があるので、あれだけすばらしい環境を構築できる。

これからは私も人のためになることをしよう……と思ったのですが、やはり自ら進んでボランティア活動などをすることはできません……。自分のことで精一杯です。先生はどうでしょうか……。

僕はボランティア活動には全く興味がないなあ。研究と教育を一生懸命やるのが僕の仕事だから。

先生は私のイメージでは夏には近くの山にハイキングに出かけてそうです。

夏は苦手なので、できるだけ外出したくない。

(目の実験) もし外国とかだったらどうなるのでしょうか?

外国でもプラスの効果が出ている。

囚人のジレンマゲームの戦略の研究は、いわゆる”心理戦”も相定 (原文ママ) されているのでしょうか。

その「心理戦」というのはどういうのだろう? 事前に交渉ができるかどうか、かな? 交渉ができればまた様子は変わってくるけど、繰り返しがなければ何も変わらないはず。

日本人は人を見る目がなく、いざという時にダマされやすいのでしょうか?

そういうことだろうね。限られた範囲でつきあう分には問題がないのだろうけれど。

(日本人とアメリカ人) 遺伝子的に異なるとは思いませんが

違うよね。肌の色も目の色も違う (アメリカ人といっても、白人も黒人もヒスパニックもいるけど)。

利他的な行動は年齢が上がるにつれて見られる様になるのでしょうか。

発達という文脈で考えると、他者の立場を考えることができるようになるのは4歳か5歳くらいらしいので、そういうことはある。でも、若い人より年寄りの方が利他性が高いかどうか、という話だとちょっと分からない。

人間の心は生まれた時にはタブラ・ラサだと言っていましたが、それは間違いなのですか?

間違い。どんな動物でも、進化の重荷を背負って生まれる。

(4枚カード問題) 社会心理学を研究している先生でも間違えたりするのですか?

4枚カード問題は認知心理学の問題だけど、有名なので、基本的に大学で心理学を教えている教員は分かるでしょう。

先生は山岸さんと知り合いなのですか!?

あの研究室に僕も在籍していたので、山岸先生にはとてもお世話になったし、今もお世話になっています。

先生はとうかさん行きましたか? 浴衣女性は可愛さが5割増と聞きますが、周りが皆浴衣を来ているため、もはや顔面のみでの勝負となってしまうのではと強く感じました。

とうかさんは毎年行くよー (浴衣女子を見に行っているわけではない、決して)。毎日浴衣を着ていればいいんだよ、お祭りだけじゃなくて。

ゼミの信頼の構造を理解するのに苦しんでいます。(中略) もっとおもしろくてわかりやすい文章かいてくれ (><)!!!

簡単だとは思わないけど、すごく分かりやすくシンプルに書いてると思うよー。がんばりましょう。

(iPhone 5) 赤外線ついてるらしいし!

それ、デマじゃない?

シンジが好きなんですが、誰も賛同してくれません。

見てるといらいらするよ、シンジ。

先生は”ライアーゲーム”というドラマを知っていますか。

このドラマについて言及してくれているひとが何人か。見てみるかな?