「進化と人間行動 2010」の感想 (24 September, 2010)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。この日は補講。補講は結局全員出席することは不可能なので、出席はとらず。出席者は数名。この日は進化と人間行動に関係する2本のヴィデオを見た。表情の進化の話と、殺人の話。

赤ちゃんがお母さんの笑顔と無表情に反応していたけど社会的意味まで感じとっているのでしょうか。

それは赤ちゃんにならないと分からないが、お母さんの世話を引き出す上で適応的な反応なのだろう。

今の草食系男子はそういった生き残ることそのものをあきらめてしまったからなのでしょうか?

そもそも「草食系」の定義が全く分からないし、そういうがつがつしない男子が増えているというデータもない。マスコミが作った幻想でしょ。

若者が戦わなくなっているのはいいことではないかと思いました。

そんなんじゃだめだよ。もっとがつがつしなさい。

どうして人は人を殺してはいけないのかという事をちゃんと説明することはできないと思った。

どうして「説明」する必要があるの? だめなものはだめでしょー。説明できなかったらしてもいい、なんて話はないよね。こういう規範というものは理屈抜きに成立する。もちろん、なぜそういう規範が成立するのか、という研究は成り立つけど。