外食が高い

この後期より特別研究という一種の研究休暇を半年いただき、イギリスのレディングという街に滞在している。こちらではいろいろな意味で生活の質が低下しているが、一番困っているのが外食問題。

レディングはロンドンから電車で30分から1時間程度の小さな街だが、Apple Storeもあり、ダウンタウンはそれなりの賑わいで特に不満はない。ただし、まともな日本料理屋はなく (Sushimaniaという店はまあまあよいという話を聞いたが、怖くて行けない。Wagamamaはイギリス定番の地雷。回転寿しのYo! Sushiもあるが、1回行けば十分)、ロンドンのように本格的なラーメンを楽しめる店もない。
スーパーで売っている食材は安いがとにかく外食が高い。生活必需品と見なされる食材にはVAT (税金) がかからないが、外食には20%のVATがかかるから、というのがその理由の一つだが、その20%を差し引いても、やはり高い。持ち帰り (take away) もしているお店なら若干安いが、レストランでテーブルに座って食べるとだいたい一皿が10ポンド (≒1800円)。すごく安いお店で一皿6ポンドくらい (≒1000円)。日本のように1000円以内で楽しめる外食などほとんどない。ご飯とスープ (味噌汁) がついた唐揚げ定食700円なんてものがありえないのだ。
僕の乏しい経験だとフランスでもやはり一皿10ユーロ (1300円) くらいで夕食が楽しめたし、アメリカに行けば10ドルくらい。為替相場の違いがそのまま反映されるために、イギリスでの外食はとにかく高い。家族4人で外食したりするとえらいことになる。
家賃も高く、パネルヒーターで家中暖かいが、多分ガス代はすごいことになる。ポンドが円に対して高いせいなのか、それともそもそもイギリスは物価が高いのかわからないが、外食で息抜きできないというのはとても、つらい。
今日のお昼に食べたのが近くのセインズベリー・ローカル (コンビニ的なスーパー) で買ってきたパンとベイクドパスタ。ベイクドパスタは普段2.5ポンドくらいするのだが、1.5ポンドで特売だった。パンは70ペンス。あわせて、2.2ポンド (≒400円)。わびしい。
パンとベイクドパスタ