「集団力学2009」の感想 (29 June, 2009)

学生から提出してもらった「出席カード」(大きい方) に書かれていた感想・質問・苦情から。

白黒映画だからおもしろくないと言われるかなあと思っていたが、『12人の怒れる男』は案外好評だった。

2chあたりだと「ググレカス」と言われて終わりだが、僕はもう少し親切だ。「Webシラバスくらい読め」。僕が担当する科目である限り、持ち込み可能になんてしません。

先生は”十二人の優しい日本人”を見たことがありますか?

あれ、三谷幸喜? 実は見たことないんだよね。今度AmazonでDVD買ってみるかな。

無罪の可能性がある限り、人を有罪にすることはあってはならないんだと思った。

マスコミ報道では、逮捕されたひとは「犯人」扱い (少し昔の新聞では「容疑者」じゃなくて、実際「犯人」と書かれていたが) しているが、あれも問題あるよねえ。そのひとが否認している場合には、裁判やってみないと分からないんだから。陪審では「合理的な疑い」がある限りそのひとを有罪としてはいけないと教示される。

年寄りを敬う気持ちの強さにまず驚いた。日本ではあまりないですよね……。

いや、そんなことないでしょう。ただ年だけ取ったようなひともいるけど……。

日本人ならまず違いなく人数が多い方に同調していた気がする。

授業の中で、「必ずしも日本人は同調率が高いわけではない」と習ったよね?

毎回フィードバックに採用 (?) される私の感想はどれもアホなものなんですか?

誰のを採用しているのかということは全く記憶にないのだが、印象に残る内容なんだろうねえ。

しかし全てが不確かな中、息子が有罪だというのは筋が通っていない。

なんで「息子」が出てくるんだろう?

目げき者の主張を信じすぎてもいけない

そう、その通り。多分認知心理学とか認知科学あたりの授業でそこらへんの話がされると思うので、そちらも履修してみよう。