「心理学」の感想 (7 July, 2020)

認知心理学の2回目。中間試験は追試をしていたので結果の公表ができない状態でした。現在、結果を見ることができるので、復習をしておいてください。

今回の授業は、囚人のジレンマの内容が印象的で、はじめ囚人A が看守に死刑されるのがBと言われたからといって釈放される確率が3分の1から2分の1になるわけじゃないと言われて、なぜ、とおもったがこれは、実は、AではなくむしろCの方が釈放される確率が上がるということがベイズ定理の式を言語化して意味がわかった。自分の日常でもこのような確率の誤認というものは、あふれていると思うのでこれからは注意深く観察していきたい。

「囚人のジレンマ」と「3囚人のジレンマ」は全く違うものなので注意しておいてください。

サイコロの件で出る目がきまっているということは投げる瞬間にわかるということなのでそれを実際に当てれることはできるということですか?

実際に当てることができるかどうかはまた別の話です。しかし、これについてはまた別の立場もあるようで、実は簡単な話ではないようです (つまり、サイコロどの目が出るかは投げる瞬間に決まっていると言えるのかそうではないのかという問題)。

今回の資料を読んで僕は先入観で物事を判断することが多く、またその先入観での判断をなかなか覆すことができないので、ぼくはヒューリスティックスが強い人間なんだと思った。これは自分のあまり好きではないところなので治すことができるのでしょうか?

今回の教材を読んで分かったと思いますが、かなり注意をしていてもひっかかってしまう問題というのは多いです。というより、われわれがそういうヒューリスティックスを持っているということは、それなりに意味があることでほとんどのケースで問題がない (というより、そういうヒューリスティックスを持っていないとまずい)  のです。

131のバイアスはどのような意味の内容なのかがわからなかった。認知心理学で何か変わった実験はありますか?

「歪み」です。ここでは合理的ではない、という程度。変わった実験というのはちょっと分からないです。全部変わっているとも言えるし、全部変わっていないとも言える。

今日の講義では、前回に引き続き認知心理学について学びました。前回に引き続き難しい内容でした。今回の認証心理学は内容が難しかったのですが認証心理学と言う名前の由来がわからなかったです。

認証心理学というのは出てきません。

143頁からの囚人の問題で、「Bが処刑される」と聞いて喜ぶべきなのはAではなくCという結論が、数字上では確かにそうなるかもしれないが、冷静に考えたらやはり直感的にはよくわからなかったです。ただ、先生も直感レベルでは納得できてないそうなので安心しました。今回の内容は一番メジャーな心理学という風に感じました。私が先生のこの授業を受ける前に思っていた心理学はまさにこのような内容でした。また、今回の内容が今までで1番面白く感じました。

それはよかったです。やはりポイントは「納得できるかどうか」ということは正しさとは必ずしも結びつかない、ということです。「理解した」と思っても全然分かっていないことが多いのとも似ています。

期末試験について質問なんですが、8から14回の授業から100問出ると考えてよろしいですか? また期末試験や中間試験、毎回の小テスト、リアクションペーパーはそれぞれ成績の何パーセントを占めているか可能であれば教えていただきたいです。

期末試験は1回目から14回目までの全てが出ます。比率についてはMoodle上で告知しておきます。

じゃんけんにおいては相手が何を出すかの確率は数値だけを見るとその時その時ではコインの時と同様、確率は変わらないが、ジャンケンは心理戦の要素もあるのでそれはギャンブラーの誤謬の現象には当てはまらないのでしょうか。

ジャンケンはグー、チョキ、パーをランダム化できるかどうかがポイントです。必ずしも人はランダム化ができなかったりするので、ちょっと違ってくると思います。

授業で分からなかったこと・質問、要望 今回は1点ございます。それは、3ページ72~74行目の「4枚カード問題」の説明で、「「B」も関係がないのでめくる必要はない。「7」はどうだろう。もし、「7」をめくったとき「D」が出たらルールを逸脱する事になる。したがって、これもめくらなければいけない。」の部分が良く理解できませんでした。特に、「B」をめくる必要がない理由が分からず、「B」と「7」があるならば、どちらを先にめくっても「D」が出たらルールを逸脱する事になりそうな気がするのですが、間違っているでしょうか。私は数学があまり得意ではないので、理解に時間がかかってしまう問題があります。詳しい解説をよろしくお願いします。(本文1,208字)

ルールとしては、「片面がDだったら、その裏面は3である」というものです。「B」をめくって裏に何があったとしてもこのルールには抵触しないので、めくる必要がないわけです。

代表性ヒューリスティックスについて、基準率を無視するとあるが、ここの場合での基準率って何か分からなかった。経情の授業でも囚人のジレンマはよく出てきますが、こことはほんの少しストーリーが違ってましたが分野によってちょっと話が変えられているんでしょうか。

タクシーの問題だと、この街を走っているタクシーの色別の比率です。「囚人のジレンマ」と「3囚人のジレンマ」は違う問題なので要注意です。

確率を求める以外で、心理学と数学の繋がりについてもっと知りたいです。

心理学が最も数学と関わっているのは確率判断の問題とデータ分析の際の統計学です。

ゲームのとあるステージでのレアアイテムの入手確率が5%だとしたら、100回ステージにチャレンジしたら5回手に入る。このように考えるのは正解でしょうか?

「平均して」5回手に入ります。なので、もしかして4回かもしないし、6回になるかもしれません。データは分布します。

分からなかったことは、424行目の結果にはさらにその主観的な望ましさの程度を表す「効用の値が割り当てられる」とありますが、これはどのように表されるのですか? 数字で出るのですか?

結局は数値化します。例えばあるものを、「800円で売って」と言われて売らないけれど「950円で売って」と言われたら売ってくれるのであれば、この人はこのものに800円から950円の間の効用を認めていることになると思います。

質問したいことは山ほどあるが文字で伝えるのは難しい。

そこをがんばって。

認知心理学は結局何が目的の学問なのか。

人間が外界から取り込んだ情報をどのように処理しているかを明らかにすることです。特に何らかの基準を設けて (モデルを立てて)、そのモデルとの比較から人間の認知の特徴をあぶり出そうとします。

p.16の段落番号431の相互選好独立が、いまいち理解できなかった。 

ソファを選ぶ際に、色の好みと値段の好みが独立だということです。例えば、ベージュなら値段は高い方がよくて、白だったら値段が安いほうがいい、などと複数の属性間に関連あがったらこの独立性が保たれていないことになります。

心理学の研究は共同研究が多いのでしょうか。私は社会学を専攻しているのですが、社会学の先生方は本を一緒に書いても、共同研究をする方は見たことがないので気になりました。

心理学者の研究のほとんどは共同研究です。実験をしたり調査をしたりするのに分業するのが伝統になっていますね。

375行目からの札幌市とローマ市、コペンハーゲン市の例え。質問の意図や期待される結果が何を示すのかよくわからなかった。

比較する対象 (この場合、札幌かコペンハーゲンか) が異なるとローマ市の人口の推定が変わってくると考えられるという話です。

3ページ目にある4枚カード問題で、「カードの片面がアルファベットであれば、その裏面は数字である」というルールを書く必要があるのではないでしょうか。

ここで大事なのは「もし、カードの片面がDであれば、その裏面は3である」というルールだけです。

私は推理ものが好きなので、今回の思考の研究に関する授業は特に面白かったです。もっと理解を深めたいので何か思考に関するおすすめの本などがあればぜひ教えていただきたいです。

引用文献にある『認知心理学4 思考』はまとまって書かれています。多分図書館にあると思うので、OPACで検索してみてください。

心理学では式やグラフがよく出てきますが、心理学が得意な人は数学も得意だと思いますか?

心理学では行動を数値化してそれを統計処理します。数学が得意な人は少ないと思いますが、統計学は使いますね。

ただ、定言的三段論法はよく分かりませんでした。どうして例の図のように区切られるのかが分からなかったです。

あと10回くらい表10-01と図10-01を見てください。

教材とかはもう大学施設内で買うことができるんですか

教科書のことなら大学ではなく、大学外で買うようにとお伝えしたと思います。大学生協で購入できるかどうかはそちらに問い合わせてください。

リンダ問題のリンダに関する記述に対して、どうして銀行の出納係が重要な選択肢なのかが分からなかったです。

それが重要な選択肢というわけでありません。重要なのは、銀行の出納係である、という選択肢と、銀行の出納係であり、フェミニスト運動の活動家でもあるという選択肢のどちらを上位にするかという問題です。

11 行目の推論から分かれている演繹的推論と帰納的推論の綴りが同じだが間違いではないのか。113行目にあるように必ずしも現実的な問題であれば正解率が上がるわけではないのはなぜなのか。

前半部分、すみません、おっしゃるとおりです。帰納的はinductiveです。現実的な問題でも正解率が上がるわけではないのは、現実的でも自分たちの生活に直結しないものだからです。

P35の75で「D」と「7」の二枚のカードが正解と書いてあるが、「7」はめくる必要がないと思う。問題は「カードの片面がDであれば、その裏が3である」ため、そもそも7が出ている時点でめくる必要がないと考えました。

7の裏がDだったらどうですか? ルールに違反していませんか?

競馬やカジノなどの賭博行為は獲得状況と損失状況どちらが大きく関係しているのでしょうか? やはり損失状況の方が関係しているのでしょうか。

「1/10の確率で儲かる」と表現するか「9/10の確率で儲からない」と表現するか、という表現のフレーミングの問題です。

今回の認知心理 (2) は、心当たりがあるほど日常で納得する内容ばかりでした。3囚人のジレンマに関しては、じっくり考えたのですが、またすぐに分からなくなりました。相互選好独立の、A社とB社の例は、有名なメーカーか無名のメーカーのどちらかなら、有名の方がよい、といった考え方でも正しいですか?

有名かどうかが他の選好に影響するかどうか、という問題です。有名メイカーなら青がよくて無名メイカーなら赤がいい、ということがあれば選好が独立していないということになります。

連言錯誤のところでリンダ問題というのが出てきましたが、1つの条件しか満たさない現象のほうが生起する確率のほうが高いのに2つの条件が満たされる法を正しいと判断してしまうというのはどこが間違いなのかわかりませんでした2つの条件を満たすならそれでいいのではないかと考えてしまいます。

いいか悪いかではなく、1つの条件を満たすのと2つの条件を満たすのとどちらのほうが確率が高いですか、という問題です。354の段落を10回読んでください。

今日東京でコロナウイルスの感染者数が過去最多の244人になりましたが、アメリカと比べると大した数字ではないと考えるのは利⽤可能性ヒューリスティックスにあたりますか。

調整と係留のヒューリスティックスだと思います。

2ページ目30行目からの定言的三段論法が理解しづらかったです。善良な人に自分を売り込む人はいない、という結論は論理的に正しくないですが、その場合ベン図は重なるのではないかと混乱してしまいました。

善良な人に「いない」のですから、重なりません。

429行目から430行目で意思決定が誤字になっていました。

ありがとうございます

小テスト万店目指して頑張りたいです

これはきっとツッコミ待ちなのだと思う。

昔、モンティ・ホール問題というのを見たときも騙されたのにまた騙されてしまいました。

あれも結局僕はさっぱり分かりませんが、そういうことです。数年前、あれを卒業研究のテーマにした学生がいました。

どんなバイアスがあるのか知ることができたとしても、バイアスが起きないようにすることはできないのですか?

多少は起きないようにすることができると思うけれど、バイアスというのは意味があるものなので、そうすることは困難が伴うと思います。

4枚カード問題のところで、身近な例にする前とした後では正解率がこんなにも違うのかということ。分かりやすいか、分かりにくいかといった単純な問題なのでしょうか?

そうではない、というのが社会契約説のところに書いてあります。

この前の中間テストをしてみて手応えが全然無く、最後のテストはもっと範囲が広くなるのでとても不安です。

とりあえず、小テストの問題を復習しておいてください。また、コマシラバスの最後のところに最終試験の配点がありますので、参考にしてください。

7月7日の中間テストの追試を7月7日の10時15分頃に受験しようとしたら受験する。が表示されず受験できませんでした。私は追試を受けることができないのでしょうか。

あなたは6月30日に受験しているので、追試験は受けられません。6月30日に何らかの事情で受けられなかった人を対象とした追試です。

336行目のギャンブラーの誤謬について、たとえば「マーク式の試験で同じ番号が続くと、次は違う番号の確率が高いだろうと思うから不安になる」という事例もこれに当てはまるのでしょうか。また、30行目からの定言的三段論法についてベン図で示してありましたが、どんな定言的三段論法課題でもベン図を用いて考えることができるのでしょうか。

いずれも答えは「はい」です。

埋没費用の誤謬はつまりパチンコに依存している人たちが陥っている心理状況ですか? パチンコで負けて次に勝てばチャラに出来るなどと思ってやめられなくなるようなことでしょうか?

「こんなにつぎ込んだからやめられない」というのはまさに埋没費用の誤謬でしょうね。

ベイズの定理とタクシー問題はよく分かりません。

これはどういうレベルで「分からない」かが重要だと思います。直感的に理解できない、というなら「そういうものです」としか言いようがありません。論理的に分からない、ということであれば、教材の該当部分を読みまくってください。

分からなかったことは、多属性型意思決定により下された決断を、普段から私達は活用しているということでよろしいのでしょうか。質問は、心理学を学びコンコルドの誤謬を、知っている先生もこの現象を起こしますか。

分からなかったこと、「普段から活用しているか」というと必ずしもそうではない、と言われています。ただ一つの特徴だけに注目して買うか買わないかを決めたりします。われわれはそんなに合理的ではないようです。質問の件については、「起こします」。これは避けられません。

毎回の小テストの点数は平均点以上なのですが、中間テストの結果が悪かったです。評価における小テストと中間テストの割合を教えて頂きたいです。

中間テストの方がもちろん大きいです。習ってから時間がたつと、本当に理解していなければ正解できません。割合についてはMoodleで。

なぜ大学生に向けた実験が多いのか気になった。

研究するとき、大学生がそこらへんにいるからです。

先入観も認知バイアスの一種なのでしょうか。単なる思い込みだから歪んでいるわけではないのでしょうか。気になります。

バイアスというより、偏見ですね。バイアスというからには、基準値からのズレというのが必要になります。

人間の認知の癖とはどのようなものなのか知りたい。

それについて1.5万字ほど書いたのが教材です。

確率判断の説明の138行目~139行目の場合の数の総数を数え上げて、注⽬する事象の⽐をとったものが確率ということになるとはどういうことですか。

場合の数の総数というのは、サイコロの場合、面が6つあるので6です。そのうち、ある特定の1つの面が出る確率を求めるので、1/6となります。ちょっと表現が難しかったですね。

中西・亀田(2001)が行った実験の結果から、「共有表象としてのステレオタイプ的認知が個人レベルよりもグループレベルで強く主張する」と主張しているというところの意味がいまいちわからなかったです。

これは僕の記念すべき最初の論文。グループで話し合うとステレオタイプの影響力が増幅する、という意味です。

質問は埋没費用の誤謬に関連する政策は何か?

もう不要なダム建築などがそれにあたります。一時期北海道では「時のアセスメント」という言葉が有名になりました。ググってみてください。

要望としては漢字の読みがわからない場合があるのでフリガナがあったらうれしいです。

どれにフリガナを振るべきか悩むので、読めない感じがあったら教えておいてください。参考にします。もちろん、読めて欲しいので、ぜひ調べて覚えて欲しいところですが。

3ページの57〜の4枚カード問題で、「もし、カードの片面がDであれば、その裏面は3である」(あるいは「もし、カードの片面が3であれば、その裏面はDである」) と書いてあるのに、71の逆の「3であれば、その裏面はD」を意味しないのかがわかりませんでした。さらに、「7」の話は事前に出ていないのにめくらなければならないのかがよくわかりませんでした。

上の方でお答えしました。

なぜ確率というもので判断するのか。合理的ではないと知っていてなぜ、使用するのか。

確率にもとづいた判断を人はできない、という話で「合理的ではない」からではありません。

1ページ17行目からの用語の解説がよくわからなかったです。

これは定言的三段論法問題の正解率が、どういうときに低いのかについていろいろな説を紹介しています。

45行目の信念仮説とはどんな仮説ですか。信念バイアスと同じものですか。

ああ、そうです。これ分かりにくいですね、すみません。

プロスペクト理論は、倫理の分野でも登場した最大多数の最大幸福と考え方は同じですか?

これは無関係だと思います。

法学部でもタクシー問題のようなことを学ぶのかなと疑問に思いました。

どうでしょう。法学部では専門科目ではあまり学ばなそうですが……。「法と心理学」という分野があって、そういう科目があれば学ぶかもしれません。

4枚のカード問題で、「片面がDであれば、その裏面は3である」の逆が「3であれば、その裏面はD」ではないということが理解できませんでした。

そうではありません。それは「逆」なんですが、ある記述が正しいからといって、それはその逆が正しいことは意味しない、ということです。67行目の段落をもう一度読んでください。

ベイズの定理や確率の例を考えても文章のみで書かれているとよくわからないし理解しづらいので動画などで説明してもらいたい。

文章のみで理解できない場合は動画で見ても理解できません。「理解できたつもりになる」ことはあるかもしれませんが。あなたが本当に理解したいのであれば文章を何度も読むことです。動画で「分かったつもりになる」ことが一番危険です。むしろ「分からない」という状態にしっかり向き合いましょう。

105の19歳以上の部分は20歳以上ではないですか?

これは海外の例なので、たまたまそこでは19歳以上ならお酒を飲めるのでしょう。

ゲルト・ ギーゲレンツァーのグループの、利用可能性ヒューリスティックスについての研究結果はまだ出ていないのですか。

出てます。Amazonなどで「ギーゲレンツァー」で検索してみましょう。

リンダ問題が出てきたのですが、これはリンダの特徴を簡単にまとめるという問題なのでしょうか。そこがいまいちわかりませんでした。

これはそれぞれの記述がリンダをうまく表現しているかどうか「もっともらしさを順序で評価」する課題です。

分からなかったことは、雰囲気仮説の説明です。難しい単語ばかりで理解することができなかったです。要望は雰囲気仮説のもう少し詳しい説明をお願いしたいということです。

全称というのは「すべてのAはBである」という表現、特称というのは「あるAはBである」という表現です。これで分かるのではないでしょうか?

404以降で、進化心理学で合理的基盤が盛んに研究されているとありますが、今回で取り上げられたバイアスの原因は、未だに明らかになっていないのでしょうか。

明らかにされている問題もあるし、論争中の問題もあります。これはなぜ人が錯視をしてしまうのかと似たような問題とも言えます。一見非合理的なのだけれど、おそらくそれには何らかの意味があるはずだ、というのが進化心理学の考え方です。

43で自分を売り込む人の集合と善良な人の集合が重なっておらず、論理的に正しくないというのが分からなかった。なぜなら、重なっていないため善良な人ではないというのは正しいと思うからである。

これ、ベン図の書き方が悪いです。すみません。可能性としては、自分を売り込む人と善良な人が重なるかもしれない、ということです。以下のような図を書くべきだったのです。

204行、この例の基準率はタクシー率の85%と15%ですか、後の事後確率は主に何を指しますか。

はい、基準率はそうです。目撃証言が得られた後の確率が事後確率で、この後の段落に出てくる41%です。